11歳の少女エストレヤの母親はギャングに連れ去られ行方不明となっていた。想像を絶する恐怖が彼女を待ち受けていることを知らぬまま、エストレヤは母を捜すため家を出る。やがて奇妙な出来事がエストレヤの身に起こり始める。母の話し声がする、誰かに腕をつかまれ引きずり込まれそうになる、不気味な血の模様が壁を走る、人形が動き出す…。そして、ある日ギャングの一人・カコが何者かによって殺されると、また母の声がした。その声は、カコを殺した男がエストレヤを捜しに来ると告げ、男を自分の元に連れてくるように言うとどこかへ消えてしまった…。 第60回アリエル賞(メキシコアカデミー賞)で最多11部門でノミネート2部門受賞のほか、第36回ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭で観客賞・銀賞など世界中の映画祭で51の賞に輝き、観客賞を総ナメにした。
イッサ・ロペス