ありふれた朝。親子で目を覚ました風摩と蓮は直ぐに異変に気づいた。目の前には〈いつもと違う〉光景が広がっていたのだ。それは深い森…。なぜ彼らは森で目を覚ましたのか? 時同じくして、一台の車が山中に迷い混んでいた。結婚式を控えたカップルとその新婦の父親が乗る車だ。馴れない山道で方向を見失った一行。そんな彼らは更なる試練と向き合うことになる。車が故障したのだ。ふたつの話が一つになるとき…。それは世界崩壊の始まりを意味していた…。
藤井秀剛