ある日、安生(アンシェン)の元に映画会社から連絡が届く。彼らは、人気ネット小説『七月と安生』を映像化したいのだという。作者は七月(チーユエ)という名の女性だが、所在は不明。物語は幼馴染の女性2人の友情を描いたもので、作者の自伝的な要素が強いという話だった。そこで彼らは、もう一人の主人公のモデルを探し、アンシェンに連絡をしてきたというわけだ。だがアンシェンは「チーユエなんて人は知らない」と彼らに嘘をつく。チーユエ…彼女はアンシェンにとって特別な存在だった。何よりも大切な親友、そして誰よりも激しくぶつかりあった戦友、互いに魂の奥深いところでつながっていたはずの2人。それなのに、彼女たちの間に一体何があったのか?恋を知り世界を知り、移ろいゆく時代の中で、彼女たちは何を選び取り、何を捨てたのか?小説に描かれた2人の物語に秘められた驚きの真実が、今明かされようとしていた。
デレク・ツァン
第93回アカデミー賞国際長編映画賞ノミネート、香港アカデミー賞作品賞など8冠の『少年の君』と、監督の前作『ソウルメイト/七月と安生』が同日リリース。
緊急公開が決定したデレク・ツァン監督のデビュー作『ソウルメイト/七月と安生』から、日本版ポスタービジュアルと予告編が解禁。
『少年の君』の監督、デレク・ツァンの単独監督デビュー作『ソウルメイト/七月と安生』(チーユエとアンシェン)が急遽、日本で劇場公開されることが決定した。