慈善団体会長であるザビーネ夫人の娘・ジュリーが誘拐され、団体が展示予定だった宝石「ファラオの星」もともに奪われた。元警視総監・嵐山は、これらの奪還のため、かつて麻薬密輸ギャングを壊滅させた甲賀・隼・桜の3人をふたたび集結させる。ところが3人の干渉もむなしく、ジュリーと宝石は、保険会社が供出した莫大な身代金と引き換えに無事にザビーネのもとに戻り、そこでやり取りされた宝石も偽物であったことが明らかになる。これらはザビーネの側近・ブルーノの背後にいるシカゴマフィアによる、大規模な保険金搾取計画だった。
石井輝男