20代の男性トリスタンは、父の死後、母と兄とともに暮らしている。物忘れがひどい彼は、兄に小言を言われてばかりで頭が上がらない。職探しに失敗し、母にも見放され、役立たずな自分に絶望するトリスタン。父の死も自分のせいだと思い込んだ彼は、わらにもすがる思いで精神分析医を訪ねる。しかし、そこで医師から告げられたのは、予想もしない事実だった。
ジュナール・マエサ・アユ