1955年、イリノイ州シカゴ。夫が戦死して以来、空軍で唯一の黒人女性職員として働くメイミー・ティルは、一人息子で14歳のエメット:愛称ボボと平穏な日々を送っていた。しかし、エメットが初めて生まれ故郷を離れ、ミシシッピ州マネーの親戚宅を訪れた際に悲劇は起こる。エメットが飲食雑貨店で白人女性キャロリンに向けて「口笛を吹いた」ことが白人の怒りを買い、1955年8月28日、彼は白人集団にさらわれ、壮絶なリンチを受けた末に殺されて川に投げ捨てられた。我が息子の変わり果てた姿と対面したメイミーは、この陰惨な事件を世に知らしめるため、常識では考えられないある大胆な行動を起こす。そんな彼女の姿は多くの黒人たちに勇気を与え、一大センセーションとなって社会を動かす原動力となっていく――。
シノニエ・チュクウ
ウーピー・ゴールドバーグ
バーバラ・ブロッコリ
ウーピー・ゴールドバーグが「黒人が主人公の映画は客が入らない」と言われ続けるも、数多の困難を乗り越えて映画化にこぎつけた『ティル』。12月10日(日)の世界人権デーにあたり、本作をはじめ“見るべき映画4選”を紹介
トランプ政権を揺るがす疑惑をリークし、“第2のスノーデン”と呼ばれた女性の実際のFBI尋問音声記録を“一言一句”逃さずに完全再現した映画『リアリティ』のティナ・サッター監督をはじめ、最注目の女性監督による作品が目白押し。
〆切り:11月10日(金)12:00まで
1955年、ミシシッピ州で実際に起きた「エメット・ティル殺害事件」を基にした映画『ティル』より、本予告映像が解禁となった。
アメリカ人による公民権運動を大きく前進させるきっかけとなった「エメット・ティル殺害事件」を基に劇映画化した『ティル』が12月15日(金)より日本公開。