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アメリカ社会を変えた『ティル』少年の母親が立ちあがる本予告編

1955年、ミシシッピ州で実際に起きた「エメット・ティル殺害事件」を基にした映画『ティル』より、本予告映像が解禁となった。

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『ティル』© 2022 Orion Releasing LLC. All rights reserved.
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1955年、ミシシッピ州で実際に起きた「エメット・ティル殺害事件」を基にした映画『ティル』より、本予告映像が解禁となった。

本予告では、親戚の家で楽しい夏の休暇を過ごしていた息子が一転、白人との間に起こったトラブルに巻き込まれた末、壮絶なリンチを受け、遺体で発見される姿が映し出される。

突然の悲劇に泣き崩れる母エイミー。しかし、この母は悲惨な姿で息絶えた息子のありのままの姿を世界に知らしめることで、その存在と悲劇、ヘイトクライムを世に問う決心をする。「あの子に黒のスーツを着せてあげて」「息子に何があったのか、皆に見てもらう」という母の姿が感情を揺さぶるような映像となっている。

プロデューサーの1人であり、俳優でもあるウーピー・ゴールドバーグは「エメット・ティル殺害事件のことは、同じ黒人なら聞いたことがあるはずです。それは、1つの会話から始まり、2つ、3つの会話へと発展していく。そのようにこの物語が多くの人に広がっていくこと、それがこの映画を作った全員の目標であり、より良い未来をつくるために過去から学び、今行動を起こすことの重要さを伝えたいのです」(2022年全米公開当時)ともコメントを残している。

14歳の少年エメット・ティルの犠牲と母メイミーの存在は、60年以上の時をかけてアメリカ社会に変革となる「エメット・ティル反リンチ法」の成立をもたらした。本作は、1人の母親の愛と正義の物語であり、自由と人権を求めて世界を変えた1人の人間の魂の実話となっている。

『ティル』は12月15日(金)よりTOHO シネマズシャンテほか全国にて公開。



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《シネマカフェ編集部》

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