集団ヒステリーで観客が次々と気絶し、コンサートがたびたび中止となった、1970年代を代表するポップロックバンド、ベイ・シティ・ローラーズ。絶頂期にはライブ、空港、ホテルの往復の日々だったが、78年頃からバンドが崩壊し始める。メンバーのスチュアート・ウッディ・ウッドは、81年に一度脱退。再結成ツアーに参加したりしながらも、ロサンゼルス、南アフリカに移住してバンドを組むなど、自らの道を模索。30代に入り、89年にスコットランドに戻ると、後に妻となるデニースと出会う。90年代初めに、みすぼらしい車から出るところを写真に撮られ、自分に我慢ならなくなり、過去に生きるのに疲れていた彼は、イギリス初の音楽ビジネス講座を開いていたゴードン・キャンベルと意気投合。時に「ケルティック・スピリット」名義でケルトのアンビエント・ミュージックをプロデュースするようになり、アルバム"Scottish Moods"はゴールドディスク、"The Lone Piper"はプラチナディスクに認定され、ビルボード・ワールド・チャート8位に入るなど、以降、本人が「一流リーグに戻った」と納得する活躍を続けている。
パコ・ヒーローズ