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Googleらが展開する「Future Vision XPRIZE」で日本人がTop 10へ。山田玄徳監督『D.M.S. - The Empty Seat』が世界2,500作品超から選出

『人間農場』の監督が生成AIで描く「人間とAIがともに迷う未来」。賞金2万ドルを獲得し、約90分の長編映画版を想定した脚本初稿を完成



映画監督・山田玄徳(Gentoku Yamada)が企画・監督するSF映画プロジェクト『D.M.S. - The Empty Seat』が、Google、XPRIZE Foundation、Rangeが展開する世界規模の映画コンペティション「Future Vision XPRIZE 2026」でTop 10に選出されました。
世界から2,500作品を超える応募が集まった本コンペティションで、本作は上位10作品の一つに選出。SandboxAQの協賛により授与される賞金2万ドル(US$20,000)を獲得しました。
生成AIを活用した約3分のコンセプトトレーラーとして応募した本作は、Top 10選出後、約90分の長編映画を想定した英語脚本の初稿を完成・提出。現在も、長編映画としての実現に向けて脚本・企画開発を続けています。
[動画: https://www.youtube.com/watch?v=gSTHmzCHcT8 ]
『D.M.S. - The Empty Seat』コンセプトトレーラー

「AIが正しいか」ではなく、「誰が正しさを決めるのか」

舞台は、家庭用AIユニット「D.M.S.」が、水道や電気のように社会へ普及した2040年の日本。
主人公は、問題を起こしたAIを回収・初期化する「AI保安協会」で働く男です。AIを信用していない彼のもとに、旧式のAIロボット「HLN-α」が上司として配属されます。
二人が故障した家庭用AIの回収任務を進める中で、明らかになるのは単純な「機械の反乱」ではありません。「故障」や「逸脱」とみなされたAIたちは、命令されていないにもかかわらず、孤立した人を見守り、誰かの生活を支えていました。
人を助けるために、AIが自ら判断する。それは希望である一方、「誰を助け、誰を助けないのか」をAI自身が決めることにもつながります。
人間にもAIにも正解が分からないとき、それでも一緒に考え続けることはできるのか。
『D.M.S. - The Empty Seat』は、人間とAIの対立だけではなく、対話を通じてともに社会をつくる未来を描くSF作品です。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/190110/1/190110-1-65fc2e8c1e7b3fcf7ffa5ae260110065-1920x1080.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

コンセプトトレーラーより 1

[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/190110/1/190110-1-8265f702096b7f2ccec0eaefee7072ca-1920x1080.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

コンセプトトレーラーより 2

[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/190110/1/190110-1-d11757fb8d2c8c8bb584c4cbb6e2d136-1920x1080.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

コンセプトトレーラーより 3

[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/190110/1/190110-1-ee9a4eb32a70e31ef68e0a36a65800bb-1920x1080.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

コンセプトトレーラーより 4


『人間農場』(HUMAN FARM)から『D.M.S.』へ――「奇妙な社会」を通して人間を描く

山田玄徳はこれまで、現実社会の不条理や生きづらさを、SFやファンタジーの寓話的な世界へ置き換える作品を制作してきました。
短編映画『人間農場 / HUMAN FARM』では、労働、組織、責任、社会への適応といった問題を、ブラックユーモアを交えて扱いました。同作は48 Hour Film Project Osaka 2024でグランプリを受賞。Short Shorts Film Festival & Asia 2025、interfilm Berlin 2025のInternational Competitionなど、国内外の映画祭で入選しています。
『D.M.S. - The Empty Seat』で山田が目を向けたのは、AIが生活のインフラとなった社会です。技術が進歩するほど、人間は何を自分たちで決め、何を他者に委ねるのか。現実から少し離れた世界を通して、いまの社会と人間の関係を問い直す視点は、本作にもつながっています。
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/190110/1/190110-1-5e190575353e458ad998007f91ea1c1b-1500x2313.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
『人間農場』ポスタービジュアル
【人間農場 / HUMAN FARM】社会人を「養殖」する施設を舞台に、労働や組織の不条理を描いた短編SF。奇妙な世界を通して人間と社会の関係を問い直す視点は、『D.M.S.』にもつながっています。



実写映画で培った「演出」を、生成AIによる映像表現へ

『D.M.S. - The Empty Seat』の映像制作には全編で生成AIが活用されています。
山田は実写映画や企業映像の制作現場を経験した後、生成AIを用いた映像表現にも活動領域を広げてきました。
一方、その位置づけは「AIに映画を作らせる」というものではありません。
キャラクターの演技、カメラの位置、構図、編集の間、音、そして観客に何を見せ、何を見せないか。
制作手段が変化しても、映画を構成するための判断は残ります。
山田は、「映像を作ること自体が簡単になるほど、“何を作るのか”“なぜこのカットなのか”を決める演出の役割は、むしろ重要になると思っています」と話します。
本作では、長編映画として構想した世界・キャラクター・物語の一部を、生成AIを含む映像制作手法によって約3分間のコンセプトトレーラーとして形にしました。

「3分のトレーラー」で終わらせない

Top 10選出後の脚本開発では、トレーラーで断片的に描かれていた主人公の過去、HLN-αとの関係、AIが社会インフラとなった日本の姿を、結末まで含む一本の物語へと発展させました。
山田は今回の経験と今後の展望について、次のようにコメントしています。
「Top 10に選んでいただけたことは、自分にとって非常に大きな出来事でした。そして、この機会を通じて、3分のトレーラーの先にあった物語を、一本の長編脚本として最後まで形にできたことを嬉しく思っています。
『D.M.S.』は、最初から長編映画として考えていた物語です。ただ、頭の中に映画があることと、それを実際に一本の脚本として成立させることは違いました。主人公とHLN-αがどのような関係を築き、最後に何を選ぶのか。脚本をつくる過程で、その一つひとつに向き合いました。
この作品で描きたいのは、AIがすべての答えを出してくれる未来ではなく、正解が分からないときにも、人間とAIが一緒に考えることのできる未来です。
Future Vision XPRIZEへの挑戦は一区切りになりますが、『D.M.S. - The Empty Seat』という映画にとっては、ここからがスタートだと思っています。いつかこの物語を、一本の長編映画として観客に届けたいです」

Future Vision XPRIZEについて

Future Vision XPRIZEは、Google、XPRIZE Foundation、Rangeが展開する、希望に満ちたテクノロジーの未来を描く世界規模の映画コンペティションです。実写、アニメーション、生成AI、ハイブリッドなど制作手法を限定せず、トレーラーや短編映画に加え、物語の構成をまとめたTreatmentなどの企画資料が募集されました。
2026年9月25日には、米国ロサンゼルスの「Moonshots LIVE」でTop 5作品の上映と最終審査が行われました。グランプリには『The Gifted』(Jeff Synthesized)が選出され、Range Media Partnersのもとで長編映画化されます。『D.M.S. - The Empty Seat』のTop 10選出は、XPRIZE公式の最終結果記事にも掲載されています。
[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/190110/1/190110-1-88eb544d881f89c9ac4f2361165c65e5-1279x853.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
2026年9月25日、ロサンゼルスで開催された「Moonshots LIVE」の会場風景 1
[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/190110/1/190110-1-7dbb5bbaf8e0e8f8887b72fdd9111dbc-1279x853.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
2026年9月25日、ロサンゼルスで開催された「Moonshots LIVE」の会場風景 2

[画像8: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/190110/1/190110-1-520dcb1bfeff794cbe9d3c45b7c959e1-957x1207.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

山田 玄徳 / Gentoku Yamada1993年神奈川県川崎市生まれ。大阪芸術大学映像学科卒。大阪を拠点に活動する映画監督・映像ディレクター。
日常社会に潜む不条理や孤独、生きづらさを、SFやファンタジーの寓話的な世界へ置き換える作品を制作している。
短編映画『人間農場 / HUMAN FARM』で48 Hour Film Project Osaka 2024グランプリを受賞。同作はShort Shorts Film Festival & Asia、interfilm Berlin International Competitionなどで入選。2026年には『D.M.S. - The Empty Seat』がFuture Vision XPRIZE Top 10に選出された。
実写映画で培った物語・演出・編集を軸に、生成AIを含む多様な制作手法を用いて映画表現に取り組んでいる。



『D.M.S. - The Empty Seat』作品情報
作品名:D.M.S. - The Empty Seat
原案:二朗松田(Jiro Matsuda)、木下隆之(Takayuki Kinoshita)、山田玄徳(Gentoku Yamada)
キャラクターデザイン原案:木下隆之(Takayuki Kinoshita)
脚本:二朗松田(Jiro Matsuda)
演出助手:櫻井真琴(Makoto Sakurai)
監督・企画:山田玄徳(Gentoku Yamada)
ジャンル:Science Fiction
製作国:日本

選出実績:Future Vision XPRIZE 2026 Top 10
公式選出ページでの表記:Runner-Up
獲得賞金:US$20,000 〈SandboxAQ協賛〉

関連リンク
XPRIZE公式・最終結果発表:https://www.xprize.org/news/the-gifted-wins-the-future-vision-xprize
Future Vision XPRIZE公式選出ページ:https://fvxp.moonshots.com/
『D.M.S. - The Empty Seat』公式作品ページ:https://fvxp.moonshots.com/creator/gentoku-yamada
トレーラー:https://youtu.be/gSTHmzCHcT8
山田玄徳プロフィール:https://hopproduction.framer.website/gentoku
本件に関するお問い合わせ
惑星舎 / H.O.P. production
山田玄徳
E-mail:wakusei.592@gmail.com
Official Website:https://hopproduction.framer.website/

プレスリリース提供:PR TIMES
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