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ロシアの社会問題を見据えた“母を捜して…”物語『この道は母へとつづく』
2005年のベルリン国際映画祭少年映画部門でグランプリに輝いた『この道は母へとつづく』は、孤児院で育った6歳の少年が「母に会いたい」──ただそれだけの想いから自分の人生を変えようとする、ロシア発のヒューマンドラマだ。母を捜して…的な物語は珍しいわけではないが、ロシアの社会問題を見据えていること、実話がもとになっていること、そして何よりも主人公・ワーニャ役に抜擢された子役、コーリャ・スピリドノフの演技がいい。「もしかしたら会えるかもしれない」というかすかな希望が、「絶対に会える!」という力強さに変わっていくその心情を見事に演じきっている。
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秋の夜長、人恋しくなったときに──vol.1 親子の愛で人恋しさを極める
秋本番! 人によって、食欲の秋とか、芸術の秋とか、スポーツの秋とかいろいろですが、そのしっとりとした雰囲気のせいか、人恋しい秋というのもあり。秋の夜長。片恋の人は想いが募り、好きな人すらいない場合はむしょうに寂しさがこみ上げたりして。もちろん、遠くに暮らす家族たちの声が聴きたくなることもあるでしょう。

