北野武ばんざい! カンヌを驚かせた“ちょんまげ頭”は清原との約束!?

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『監督・ばんざい!』完成披露試写会舞台挨拶
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北野武がすべてのエンターテイメントを網羅した、ウルトラ・バラエティ・ムービー『監督・ばんざい!』。5月24日(木)、本作の完成披露試写会が行われ、北野武監督、江守徹、岸本加世子、鈴木杏、吉行和子、松坂慶子、内田有紀、蝶野正洋、天山広吉が舞台挨拶を行った。

第60回カンヌ国際映画祭から帰国したばかりの北野武監督。レッド・カーペットでは羽織袴にちょんまげ頭で登場し、多くの注目を集めた。「カンヌ映画祭では、タキシードを着ないで入場して追い返されて、次は別の格好で入ろうとして断られて、最後はトロイの木馬で現れて、会場に入って出てくる、っていうのがの夢だったんだよね。予算がないからやめたんだけど。野球の清原と約束したんですよ、今回はカンヌ60周年のアニバーサリーだから一生歴史に残るような面白いことやってみせるよって。そしたらレッドカーペットの時に、隠してた“ちょんまげ”をヴィム・ヴェンダース監督が発見して『かぶれ! かぶれ!』って言ってきて。これで追い返されるかな、って思ったんだけど、ジル・ジャコブ(カンヌ映画祭ディレクター)が何か分からずに頭を下げてきたよ(笑)。“やった!”と思ったね。これからも“まわし”を付けていくとか“覆面”していくとか、日本人にはやって欲しいよね」。

内田さんは「もっとこの映画の中の1作品ずつを、一本の映画作品として観てみたい。小津さんの世界であったり、恋愛もののところや、チャンバラのところであったり。オムニバスにしては、各作品が贅沢すぎます」と作品への思いを語った。

岸本さんとの親子役に挑んだ鈴木さんは、「北野組、新入生の鈴木です。初めて、『北野監督の作品に出ることに決まったよ』って言われたときは、こんな小娘がどんな感じでお役に立てるのだろう…とすごく不安でした。台本には“娘”と役名が書いてあるのに、台本に全然自分が出てこなかったり、衣裳合わせに行ったら、自分で自分のことが面白くなっちゃうくらい、衣裳がすごくかったり。出来上がった映画を観たら、あまりにもすごくて…愕然。言葉が出なくなりました。今日はみなさん、おもいっきり笑って、愕然として帰ってください」と観客にメッセージを贈った。



なんとかヒット作を! という使命を背負い、小津風人情劇、ブームに便乗した昭和30年代映画やハリウッドリメイクを期待したホラー、殺陣やワイヤー・アクション全開の時代劇、そしてさらにはCGを駆使したSFと、ふんだんにエンターテイメントを取り込んだ『監督・ばんざい!』。北野監督は「今のところ、これほど賛否両論が分かれた映画は珍しいです。一方では“最高傑作”、もう一方では“カネ返せ!”と言われています。ただ一応、お笑い映画なんですけど、だんだんくだらなくなってきて、その後“しょうがねえか”というところまで追いつめられて、最後笑うしかないな、っていう感じで終わります。まぁ、みなさんの“人生”だと思ってください(笑)。例えるなら、小学校の子供たちが大して面白くないことに笑ってしまう状態です。最後に井手らっきょが登場しますが、全く面白くないです(笑)。ただ、ハマルと笑いが止まらない、危険で自虐的な映画です」と作品を説明した。

60周年を記念してカンヌ映画祭で上映された、世界の35人の監督による短編企画『トゥー・イーチ・ヒズ・オウン・シネマ(原題)』。その作品に含まれる、北野武監督の短編『素晴らしき休日』が、急遽『監督・ばんざい!』の前に上映される。「だいたい上位5番目くらいには入ってるね」と、北野監督は自画自賛のコメントを残した。『監督・ばんざい!』は6月2日(土)より全国にて公開。

カンヌ映画祭での北野武監督レッドカーペットの模様はこちら
《text:cinemacafe.net》

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