メリル・ストリープ、サッチャー元首相役で「親の世代について学ぶ機会をもらった」

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『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』メリル・ストリープ&フィリダ・ロイド来日会見
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『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』で自身2度目のアカデミー賞主演女優賞を獲得し、現在来日中のメリル・ストリープが3月7日(水)に都内で開催された記者会見にフィリダ・ロイド監督と共に出席した。

“鉄の女”と言われた英国初の女性首相マーガレット・サッチャーが政界を上り詰めていく軌跡と、その裏での家族との関係や苦悩を描いた本作。『クレイマー、クレイマー』での助演女優賞、『ソフィーの選択』での主演女優賞に続いて、メリルに通算3つ目のオスカー像をもたらした。

マーガレット・サッチャーという人物について、メリルは「首相になっても決して女性らしさを失うことがなかった人物だと感じています。政界という男性社会の中でも彼女はハンドバッグを持ち、ヒラヒラの服を着続けました。一方で涙や笑顔という女性の弱さを見せることを自分自身に許さない強さを持っていました。だからこそ“鉄の女”と呼ばれるのでしょうね」と語る。

監督はサッチャーが下層中産階級(ロウワーミドル)出身であることに触れ、「自らの出自を忘れることなく世の中で重視されてこなかった層、普通の人々の気持ちが分かるということが彼女の魅力と言えるのではないでしょうか」と分析した。

これまでにも実在の人物を演じたことはあったが、現在も存命している人物を演じるのは初めてということで「それだけ責任が加わりました」とメリル。「より正確に真実に近づけて、想像の部分も含めてなるべく事実と近いものを作っていくことを心がけました。その中で映画を観る人が彼女と自分を重ね合せて見ることができればと思っています。決してひとりの人間の“成功”を描いた伝記ではなく、“日常”を描いた作品だと思いますし、この映画を通じて自分自身や親の世代について学ぶユニークな機会をもらったと思います」としみじみと語った。

本作はメリルの主演女優賞に加え、メイクアップ賞も受賞しているが、メイクチームのメンバーのひとり、J・ロイ・ヘランドは37年間にわたってメリルと一緒に仕事をしてきた人物。「彼とは私がニューヨークのリンカーンセンターで芝居を始めたときからの付き合い」(メリル)ということだが、今回、自身が演じる老年のサッチャーのメイクを初めて施されたときの印象について尋ねられると「見知った人がいるな、という感じでした。父のことを思い出しましたね。父とサッチャーをミックスしたような人がいるなという印象でした」と笑顔でふり返っていた。

また、記者から難局に臨む野田首相にアドバイスを求められると「演技のことならアドバイスできるんですが…」とやんわりとかわし会場の笑いを誘った。

『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』は3月16日(金)より公開。
《text:cinemacafe.net》

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