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映画にまつわるファッション小噺 vol.37 エコ・コンシャスなセレブたち

映画関係の仕事とあわせて、ファッション、その他のエンタメ関係の取材も行っている私。先日は、去年11月に行ったツバル取材の流れで、地球温暖化への取り組みについて、いろいろな方と環境について話す機会がありました。日本を代表するロックグループのリーダー、世界を股にかけて大活躍するフォトグラファー、海外でも大成功しているクリエーターなどなど。

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映画関係の仕事とあわせて、ファッション、その他のエンタメ関係の取材も行っている私。先日は、去年11月に行ったツバル取材の流れで、地球温暖化への取り組みについて、いろいろな方と環境について話す機会がありました。日本を代表するロックグループのリーダー、世界を股にかけて大活躍するフォトグラファー、海外でも大成功しているクリエーターなどなど。

でっかく成功している彼らは、考え方も地球規模。とてもエコ・コンシャスなのです。皆様、口を揃えて、ゴミの分別、クールビズやウォームビスは当たり前とおっしゃいます。彼らのように、若者の憧れである存在の人々がお手本になっているのは素晴らしいこと。きっと、多くのファンたちが、彼らを“入り口”として、エコ・アクションを実行に移していることでしょう。レオ様はじめ、ハリウッドスターの影響もあって、プリウス人気に火がついたということもありますし。それにしても、首都圏では沢山のプリウスを見かけるようになりました!!(詳しくは、23日発売の「marie claire」(アシェット婦人画報社)で!)

さて、今回思い知らされたのは、実は地球に優しいと思ってやっていることが、反面、地球にストレスを与えている可能性もあるということ。例えば、お取り寄せ。有機野菜に代表される無農薬食品は、人間の体には優しくても、遠くからはるばると輸送されることが多くなってしまった場合、無駄なエネルギーを使ったり、CO2を排出する助けとなってしまいます。そこで、最近推奨されているのが「地産地消」。「地元で取れたものを地元で食べる」が推奨されているのは、新鮮で美味しいからだけではなかったのです。

とはいえ、東京に暮らす者であれば、東京産のものだけを探して食べるのは至難の業だし、あまりにも非現実的。それに、北海道のじゃがいもも、浜名湖のうなぎも、松阪牛だって楽しみたい。そんなことを言うなら、旅行にも行っちゃいけないの? という話にもなってしまいそうで、頭も大混乱。「だったら、エコなんてやーめた」ということにもなりかねません。

今大切なのは、完全にエコな生活なんてできなくなってしまった、発達しきった世界の中で、悩みながら少しずつ自分なりの快適生活方法を見つけなきゃいけないということなのでしょう。

すでに、自分だけよければという時代ではない。いつかは自分にもしっぺ返しが訪れる。ウンザリするほど暑い夏や、春に突然降る雪といった異常気象は、すでに自然からの十分なしっぺがえしのような気がしますが。



marie claire
《牧口じゅん》

映画、だけではありません。 牧口じゅん

通信社勤務、映画祭事務局スタッフを経て、映画ライターに。映画専門サイト、女性誌男性誌などでコラムやインタビュー記事を執筆。旅、グルメなどカルチャー系取材多数。ドッグマッサージセラピストの資格を持ち、動物をこよなく愛する。趣味はクラシック音楽鑑賞。

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