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「楽しくて仕方がなかった」『ワルボロ』松田翔太のリーゼントに学ラン姿は必見!

ツッパリ、リーゼント、学ラン。ゲッツ板谷原作の『ワルボロ』で主人公・コーちゃんを演じる松田翔太のツッパリ中学生がかっこいい。テレビドラマ「花より男子」シリーズの西門役、「LIAR GAME」の秋山役、そして現在放送中の「女帝」の直人役など、デビュー当初からクールな役が多かっただけに、今回の『ワルボロ』で見せる意外な一面には「こんな松田翔太見たことない!」と驚くはず。コーちゃん役が「楽しくて仕方なかった」という松田さんにその魅力を語ってもらった。

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『ワルボロ』 松田翔太 photo:HIRAROCK
『ワルボロ』 松田翔太 photo:HIRAROCK
  • 『ワルボロ』 松田翔太 photo:HIRAROCK
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ツッパリ、リーゼント、学ラン。ゲッツ板谷原作の『ワルボロ』で主人公・コーちゃんを演じる松田翔太のツッパリ中学生がかっこいい。テレビドラマ「花より男子」シリーズの西門役、「LIAR GAME」の秋山役、そして現在放送中の「女帝」の直人役など、デビュー当初からクールな役が多かっただけに、今回の『ワルボロ』で見せる意外な一面には「こんな松田翔太見たことない!」と驚くはず。コーちゃん役が「楽しくて仕方なかった」という松田さんにその魅力を語ってもらった。

「自分にはクールなイメージが付いているんだろうな…と思っていたので、演じたことのないコーちゃん役を演じるのは楽しかったですね。不良役も前々からやってみたかったんです」と、松田さん。今年22歳、80年代生まれの彼が80年代の不良を演じる──そこにはどんな面白さがあったのだろうか。
「コーちゃん役だと聞いて『やった!』って思いました。“ワルボロ”っていうタイトルのゴロもいいし、80年代の不良っていうのも魅力的だし…オファーをもらった日の帰り道に本屋に駆け込んでましたね。実際に原作を読んでみると、ただの不良モノではなくて、いろんな感情が織り交ざっている話だった。これはやらないと損だなと」。

原作の中から伝わってくるリアルな痛さにも心動かされたそうだが、一番の決め手をこう語る。
「体を張って演技ができる役、というのが決め手だったかもしれないですね。今まではどちらかというと動きのない状態での芝居が多かったけど、この作品は、はみ出してやろうっていう勢いがありましたから」。

動きがあるどころか半分以上が喧嘩シーンと言っていいほどの暴れっぷりを見せている。ガリ勉の優等生からガラリと不良に転身。その変貌ぶりを楽しむと同時に、役者としての成長も感じたそう。
「(芝居に)挑戦する度胸をくれたというか──今までは役者として必要以上の緊張があったけれど、この役を演じることでそれを崩してもらった気がします。短ランを着て、リーゼントにしたら自然と不良のイメージは作られる、その外見に助けてもらおうとは思っていました。自分で言うのも何ですけど、コーちゃんのリーゼントってけっこう格好いいと思うんですよね(笑)」。

髪型や衣裳に助けてもらった分「コーちゃんの揺れ動く気持ち、山田(新垣結衣)に対する恋心をどう表現するか、そこに時間を費やしました」と、内面的な役作りに重きを当てたと話すが、“山田”“恋心”という単語を口にするときの表情はなんだかちょっぴり照れくさそう。そんな松田さんに福士さん(ヤッコ役)のインタビューコメント──「学生時代に山田のような子が隣の席だったら勉強頑張りますよ」を伝えると、「福士くん、そんなこと言ってたんですか(笑)。でも、僕も優等生を好きになるタイプだったんですよね。しかもコーちゃんと一緒でうまくいかなかった(苦笑)。自分と似てるなって」。こんなに格好いい男でも恋に悩むなんて、ますます好感度が上がってしまうのでは?

続いて男から見たコーちゃんとヤッコの格好良さについて聞いてみた。
「ヤッコの格好良さは“強い人=優しい人”ですね。みんなのことをちゃんと理解していて、しかも包容力がある。コーちゃんは、ぶきっちょで何やってもうまくいかない三枚目だけれど、ストレートさが彼の魅力なんじゃないかな。あと、すべてが全力っていうか(笑)」。

コーちゃん、ヤッコを中心とする三中錦組の6人の結束力もある意味格好いい。男ばかりの撮影現場はどんなものだったのだろうか。
「男ばっかりの現場にたまに新垣さんが来て、福士くんをメロメロにさせてました(笑)。新垣さんが来ているときだけ福士くんと城田くん(小佐野役)は優しくなるんですよ。古畑くん(ビデチャン役)は逆にクールになってたり、何故かみんな役柄と逆の性格になってた。僕ですか? 普通でしたね。コーちゃんは山田の前でずっとテンションが上がりっぱなしなので、そのギクシャク感を大切にしたいと思ってて…だから近づき過ぎずに近づいてました(笑)」。

誰もが味わったことのあるキュンとする恋心も見どころだが、やはり注目したいのは喧嘩シーン。
「わりとみんな体当たりだったけれど、一番体当たりだったのは古畑くんかな。頭、燃えていますからね(笑)。ガスパイプをカツラに付けて燃やしてるんですけど、火傷しないようにってポマードをベタベタに塗られていても彼、ニコニコしてるんです(笑)」。そんな個性的な6人が織りなす友情に心打たれてしまう、それが『ワルボロ』の魅力でもある。ちなみに男の友情については──
「言葉じゃないってことですかね。『友達になろうよ』って言って友達になるんじゃないのが男の友情かな。コーちゃんのセリフに『仲間が欲しかった』という一言があるけれど、口にするのはやっぱり恥ずかしい」。

「自分自身が楽しめて、すっきりと演じられた作品。それはスクリーンにも映し出されていると思う」「観客の反応がすごく楽しみ」と、嬉しそうに語る松田さん。初主演映画『ワルボロ』は、やはり特別な作品となったようだ。そして最後に、コーちゃんらしさが一番出ていると思うシーンをひとつ挙げてほしいという質問に「山田に屋上で叱られるシーンですね(笑)」との返答。演技力が必要とされるシーンを迷わず選ぶあたりからも、いかに自信がついたのかが伺える。というわけで、今まで見たことのない松田翔太を目にすることのできる『ワルボロ』、必見です!

Rie Shintani/photo:HIRAROCK)
《シネマカフェ編集部》

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