ブッシュが暗殺されたら世界はどうなるか? 『大統領暗殺』トークイベント

2006年のトロント国際映画祭で国際批評家賞を受賞した『大統領暗殺』。“もしもブッシュ大統領が暗殺されたら?”という大胆な仮定のもと、その状況下でアメリカ合衆国がどんな行動に出るのかを描き、世界中で物議をかもした問題作だ。10月に公開を控えた本作の“日本最速試写会”が9月6日(木)に開催され、“ブッシュを殺した男”ことガブリエル・レンジ監督と日本在住のアメリカ人代表として出席したデーヴ・スペクターによるトークショーが行われた。

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『大統領暗殺』デーブ・スペクター、ガブリエル・レンジ監督トークイベント
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2006年のトロント国際映画祭で国際批評家賞を受賞した『大統領暗殺』。“もしもブッシュ大統領が暗殺されたら?”という大胆な仮定のもと、その状況下でアメリカ合衆国がどんな行動に出るのかを描き、世界中で物議をかもした問題作だ。10月に公開を控えた本作の“日本最速試写会”が9月6日(木)に開催され、“ブッシュを殺した男”ことガブリエル・レンジ監督と日本在住のアメリカ人代表として出席したデーヴ・スペクターによるトークショーが行われた。

早々と挨拶を済ませた後、「大統領を殺してしまいました」と自供を始めたレンジ監督。「9.11の後、N.Y.に住むことになった私は、メディアがブッシュとフセインを無理やり結びつけるような報道をしてるように感じたんです。それを極端に表現したのがこの映画です」と、本作を製作しようと思ったきっかけを語った。

しかし『Death of a President』という原題から、映画の中身を観ていない人たちからブッシュを殺すことを勧めている映画だと思われてしまい、そのため“死の脅迫”を受けたという。「脅迫状はこの映画を製作したチャンネル4と、私に送られてきました。でもスペルが間違いだらけだったので、真剣に取り合いませんでした。私はこの映画で現実がどれだけ簡単に歪曲できるかということを表現したかったんです」。

そして、「お客さんたち、よくこの台風の中来ましたね〜」と口を開いたデーヴさん。「それでは『HERO』の上映を始めます! あっ違うか」と会場の空気を和ませ、さらに「この映画、大統領殺されちゃって大変な目にあわされてましたね。安倍さんも大変だけどね〜」と、日本の長の心配も? また、映画については「色々な側面があって考えさせられる映画ですね。シカゴは私の出身地なんですが、前から政治的に色々とあったところなので、よりリアリティがありますね」とコメント。さらに「だけど、どうしてブッシュを暗殺するという設定なの? イギリスのブレアでもできたんじゃないの?」と監督に質問した。

その鋭い問いに対して「ブレアだとすぐに話が終わってしまっておもしろくないから」とサクっと答えたガブリエル監督。「私は9.11事件後に関することについて描きたかった訳で、ブレアは尻尾を振ってブッシュについていっただけだしね」と明かし、「アメリカの大統領は役者から大統領になる人が多いので、今回は逆にしてみました(笑)」と大統領本人を出演させたことについて堂々のコメントを残した。

さらに「この映画、『24』のジャック・バウアーがいたらすぐに犯人見つけて、20分くらいで終わってたかもね〜(笑)」と作品に突っ込みを入れるデーヴさんだが、監督も「その通りですね。簡単な編集で何でも出来てしまう」と納得。デーヴさんはそうした現代の発達した映像技術に、アルカイダの勧誘ビデオに触れながら言及した。

果たして日本人はこの映画で描かれるアメリカの“未来”に、どのような反応を見せるのか? 賛否両論を巻き起こすこと間違いなしの『大統領暗殺』は、10月6日(土)よりシャンテシネほか全国にて公開。
《text:cinemacafe.net》

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