『椿三十郎』で織田“三十郎”が松ケンに愛のビンタ! トヨエツは放置プレイ? 

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『椿三十郎』完成披露記者会見にて(左から)角川春樹、鈴木杏、松山ケンイチ、織田裕二、豊川悦司、中村玉緒、森田芳光監督
  • 『椿三十郎』完成披露記者会見にて(左から)角川春樹、鈴木杏、松山ケンイチ、織田裕二、豊川悦司、中村玉緒、森田芳光監督
  • 『椿三十郎』完成披露記者会見 織田裕二
  • 『椿三十郎』完成披露記者会見 松山ケンイチ
45年のときを経て、あの世界のクロサワが生んだヒーローが復活! 12月1日(土)に公開を迎える『椿三十郎』の完成披露記者会見が11月22日(木)に行われ、主演の織田裕二に豊川悦司、松山ケンイチ、鈴木杏、中村玉緒、監督の森田芳光に製作総指揮の角川春樹が出席した。

三船敏郎から“椿”を引き継いだ織田さんは、本作について「最初に台本を見たとき、リメイクとか、45年ぶりとか、時代劇といったことは全く感じませんでした。むしろ僕の頭に思い浮かんだのはいじめや汚職など現代の問題。これは“いま”を描いてる作品だと思いました」と語る。三十郎と、豊川さん演じる半兵衛の戦いは作品のヤマ場だが、織田さんは「豊川さんと一緒に、かつての三船さんと仲代達矢さんによる三十郎と半兵衛とはまた違った2人の関係を作り上げることができました。勝ち負けだけでは終わらない、敗者への礼儀といったものがあり、それはひょっとするといまの時代では忘れられがちなことで、それを表現できたのは豊川さんのおかげです」と讃えた。若い松山さんとの共演について訊かれると「松山くんには、これから俳優として引き出しがどんどん増えていくだろうという可能性を感じました」と語る。松山さんら若い俳優陣の出演作品は気になってチェックしていると明かし「かわいいやつです」とニッコリ。

続いて豊川さんにも織田さん、松山さんの印象を訊いてみると「織田さんは僕より年は下でも役者として大先輩。懐の深さ、度量の大きさなど、これぞスターというものを感じました。松山くんとは絡みもないし、何の興味もなかったんですが(笑)、本作の次の『サウスバウンド』ではたっぷり絡んで楽しませてもらいました。才能ある若手ですし、僕はいずれ追い抜かれてしまうのではないでしょうか」とユーモアを交えて語ってくれた。

そして家老夫人とその娘を演じ、味のある芝居を見せてくれるのが玉緒さんと杏さん。本格的な映画出演は14年ぶりとなった玉緒さんは「私は時代劇に憧れて女優になりました。こんなに素晴らしい作品に呼んでいただき、撮影の期間中は夢のような毎日でした。撮影が進んでいくのが寂しく感じるくらい本当に楽しい3か月でした」と映画さながらのゆっくりとした口調で語ってくれた。杏さんも「玉緒さんが作った家老夫人の雰囲気が、上品で柔らかくてすごく好きだったので、『玉緒さんについていこう』という気持ちで演じました」と笑顔で撮影をふり返った。

若き侍・井坂伊織を演じた松山さんは時代劇初挑戦となったが「侍を演じてみて、普段の自分の生き方と全然違って難しかったのと同時に楽しかったです」と語る。劇中、三十郎にかなり激しいビンタを食らうシーンがある。織田さんは「命の重さを問う重要な場面だったので、思いっきりやった」と語るが松山さんは「演じている最中は演技のことしか考えてなかったんですが『カット!』という声がかかった後、赤く腫れてきてあごが開かなくなりました。織田さんは笑いながら『大丈夫か?』って(笑)」。いまや映画にドラマに引っ張りだこの松山さんだが、織田さん、豊川さんという大先輩との共演で多くのものを得たようだ。「織田さんは仕事をしてるという感じが全くなくて、すごく無邪気な方です。豊川さんは…ビビって最初は話せませんでしたけど、無口なのにたまに発せられる一言がすごく面白いんです。僕もボソッと一言で笑いが取れるようになりたいですね」。この言葉に先輩2人は照れ笑い…いや苦笑い? 織田さんは「もうすぐ四十郎なんでそろそろ考えます…」。

撮影当初「身の引き締まる思い」と語っていた森田監督が「納得のいく作品が撮れました。自信を持って世に送り出せます」と語る『椿三十郎』。公開は12月1日(土)より全国東宝系にて。
《text:cinemacafe.net》

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