アメリカ合衆国大統領選における各党の候補指名争いが5日、ヤマ場となる「スーパーチューズデー」を迎えた。民主党のヒラリー・クリントン上院議員とバラク・オバマ上院議員の指名争いが世界から注目されるなか、4日にニュージャージー州で開かれたオバマ氏の集会に、ロバート・デ・ニーロがサプライズゲストで登場した。「政治イベントで話すのは初めて」と言うデ・ニーロは、やや緊張した面持ちでステージに上がり、「変革は可能だと確信させてくれたオバマ氏に心を動かされた」と、大統領選の候補者としてオバマ氏を支持することを表明した。ハリウッドには民主党支持者が多く、オバマ氏支持者にはジョージ・クルーニーやハル・ベリー、ドリームワークスのジェフリー・カッツェンバーグといった大物が名乗りをあげている。デ・ニーロの登場を受けて、ヒラリー支持を表明したのはジャック・ニコルソン。ほかにバーブラ・ストライサンドやダニー・デヴィートも支持者。ちなみに共和党支持者のアーノルド・シュワルツェネッガーは、ジョン・マケイン上院議員の支持を表明し、応援演説にも参加している。開票は東海岸から順次始まり、西海岸の投票が終了する5日午後8時(日本時間6日午後1時)以降に、両党の大勢が判明する。© Reuters/AFLO