「“別れ”をコミカルに描きたかったの」ジュリー・デルピー監督デビュー作を語る
その美しさと素晴らしい才能で、ジャン=リュック・ゴダールやレオス・カラックスなど名だたる監督たちを魅了してきたフランス人女優、ジュリー・デルピー。卓越した演技力に加え、イーサン・ホーク共演の『ビフォア・サンセット』の脚本を手がけアカデミー賞脚色賞にノミネートされるなどの多才さを持つジュリーが監督・脚本・製作・編集・音楽を担当し、かつ主演女優としてもクレジットされている『パリ、恋人たちの2日間』。一人六役という大きなプロジェクトとなった本作について、ジュリーに話を聞いた。
最新ニュース
インタビュー
-
【究極セレクション】第1話から怒涛のようにグイグイ引き込まれる時代劇「ベスト5」
-
気になるアノ美女vol.1 『パリ、恋人たちの2日間』で見るアノ美女の成長
-
記憶に残る《体験》と《感動》が待っているー “今”を生きる大切さを教えてくれる人生讃歌【PR】
本作は、フランス人フォトグラファーのマリオンとアメリカ人のインテリアデザイナー、ジャックという、付き合って2年になるカップルが主人公だ。
「この一組のカップルが、48時間という短い間に別れてしまうとしたら、どんな別れ方になるかなと思ったのが、そもそもの始まりなの。“別れ”ってものすごく辛いテーマなんだけど、それをコミカルに描きたいと思ったのよ。何年か前に女友達とパリで過ごしたときに、ビックリするくらい運の悪いことばかりが続いたことがあったの。仲良しの友達と一緒だったから、別に何ともなかったんだけど、『これが恋人と一緒だったら、どうなってたんだろう』って思ったわ」。
そうして脚本を書き始めたのは2005年の12月から翌年の5月にかけて。
「もちろん最初から自分で監督しようと思って書いたのよ。ある程度、この企画が映画として実現可能だなと分かった段階で、具体的にシナリオとして形を作っていったわ。ストーリーの大筋は何年も前から自分の頭の中に出来ていたもの。そこにいろんな小さいシーンを入れ込んでいった感じね。だから、シナリオそのものは、私の頭の中に浮かんできたいろんなアイディアみたいなものをパッチワークのように繋いでいって作り上げたようなものよ」。
ジュリー演じるマリオンとアダム・ゴールドバーグ演じるジャックの会話の妙が魅力的な本作。ジュリーは「いつも頭の中に会話が行き来してる」のだそうだ。
「その会話を映画にするというのが、私にとってすごく面白いことなの。私自身、会話を通して、人とコミュニケーションを取るということにすごく興味を持っているから。それにこの映画はコメディよ。だから言葉のやりとりがとても重要なの。この二人、始終しゃべっているけど、コミュニケーションが上手くいっているかといえば、そうでもないかもしれないわよね」。
そうイタズラっぽく微笑むジュリーだが、次回作も監督と主演を兼ねている。
「『The Countess』(原題)という作品よ。16世紀に実在したエリザベス・バトリーという永遠の若さに取り憑かれた女性の話よ」。
「私がキャスティングされているから、という理由で出資してくれた人もいるの」など、製作裏事情まであっけらかんと話してくれたジュリー。女優として、監督として、今後ますます美しく輝いてくれるだろう。
コメント欄を非表示
一般事務・OA事務/在宅週2日~3日英語アニメプロジェクトの事務のお仕事
パーソルテンプスタッフ株式会社
- 東京都
- 時給1,700円
- 派遣社員
映画制作の損害・生命保険の法人営業
株式会社ファンテック
- 東京都
- 年収400万円~500万円
- 正社員
一般事務・OA事務/1780円エンタメ業界!音楽・アニメやゲーム等関する事務
株式会社マイナビワークス
- 東京都
- 時給1,780円
- 派遣社員
データ入力・タイピング/週3在宅エンタメ芸能映画携わる!上映イベント情報入力
ランスタッド株式会社
- 東京都
- 時給1,750円~
- 派遣社員
韓国居酒屋のキッチン/完全週休3日/未経験OK
株式会社浜倉的商店製作所
- 東京都
- 月給18万円~30万円
- 正社員
一般事務・OA事務/在宅メイン大手エンタメ企業で秘書・サポート事務市ヶ谷
パーソルエクセルHRパートナーズ株式会社
- 東京都
- 時給1,650円
- 派遣社員
※誹謗中傷・差別的発言・ヘイトスピーチは削除や利用制限などの対象となります。コメントを投稿する際は「利用規約」を必ずご確認ください