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菊地凛子、セクシードレスで登場 押井守こだわりの豪華声優キャストが勢ぞろい

永遠の命と引き換えに、戦争のパイロットとしての宿命を背負わされた子供たち“キルドレ”の切ない運命と愛を描いた、森博嗣原作のシリーズ“スカイ・クロラ”。この人気小説を、日本アニメ界の巨匠・押井守が完全映画化した『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』が8月2日(土)より公開となる。これに先立ち、7月3日(木)に本作のジャパン・プレミアが開催され、押井監督はじめ菊地凛子、加瀬亮、谷原章介、栗山千明ら豪華声優キャストが勢ぞろいした。

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『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』ジャパン・プレミア(左から)押井守監督、栗山千明、加瀬亮、菊地凛子、谷原章介
『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』ジャパン・プレミア(左から)押井守監督、栗山千明、加瀬亮、菊地凛子、谷原章介
  • 『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』ジャパン・プレミア(左から)押井守監督、栗山千明、加瀬亮、菊地凛子、谷原章介
  • 『スカイ・クロラ』で“キルドレ”に挑戦した菊地凛子
  • 『スカイ・クロラ』 17時間に及ぶアフレコをやりぬいた加瀬亮
永遠の命と引き換えに、戦争のパイロットとしての宿命を背負わされた子供たち“キルドレ”の切ない運命と愛を描いた、森博嗣原作のシリーズ“スカイ・クロラ”。この人気小説を、日本アニメ界の巨匠・押井守が完全映画化した『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』が8月2日(土)より公開となる。これに先立ち、7月3日(木)に本作のジャパン・プレミアが開催され、押井監督はじめ菊地凛子、加瀬亮、谷原章介、栗山千明ら豪華声優キャストが勢ぞろいした。

5,000人もの観客が会場を埋め尽くしたこの日。突然、サイレン音が会場に鳴り響き、会場に緊張が走る。舞台上に焚かれたスモークの中から押井監督と劇中に登場するプロペラ戦闘機「散香」(実物の1/2サイズ)が姿を現した。総司令官を思わせるジャケットを羽織った監督は、大勢の観客を前に「なんか宝塚みたいだね」と照れ笑いを浮かべ挨拶。続いてキャストの名前を一人ひとり呼ぶと、菊地さんを先頭にキャストたちが客席の間に敷かれた、レッドカーペットならぬブルーカーペットを歩いて登場し、盛大な拍手と歓声を浴びた。「こんなに多くの方が来てくださって嬉しいです。感謝しております」と驚きを隠せない様子の菊地さん。本作ではクールな女性司令官・草薙水素(クサナギ・スイト)を演じているが、アフレコをふり返り「ずっと監督とご一緒したかったので、スタジオに入ったらすごく緊張してしまって、何回もテイクを重ねてやらせていただきました」と明かした。大人になれない子供という役どころで、かなりの困難が伴ったようだが、監督は「クールな中に、時折幼さが出てきてとても良かった。声とキャラクターの微妙に一致しないというか、ある種の冒険を求めていたのですが、すごく印象的に仕上がり良かった」と菊地さんを称えた。

押井作品はもちろん、アニメが大好きだという栗山さんは、初の声優経験を「本当に映像の中のキャラクターが喋ってるように見せるのに、こんなに技が必要なんだと思いました。普段の芝居と感覚が違って、すごく緊張しながらやりました」とふり返った。監督が、当初から栗山さんを念頭に置いて描いたという、三ツ矢碧(ミツヤ・ミドリ)というキャラクター。監督は「後半から出てくるにもかかわらず、すごく強い印象を与える役。もしかしたら一番得しているキャラクターかもしれない」と説明を加えた。

慣れないアフレコに苦戦したキャスト勢の中で、唯一「とてもお気楽にやらせていただきました」と余裕を見せたのは、プレイボーイ・土岐野尚史(トキノ・ナオフミ)に扮した谷原さん。監督からも「谷原さんに関しては、何も言うことはなかった」と絶大な信頼を置かれていたようだが、押井監督ならではの現場の様子を聞かれると、「監督の持つ世界観はとても明確で、行き先が分かっているんだけれども、なかなかそこに行けないジレンマが苦労された点じゃないかと…と自分に敬語を使ってしまいましたね」と苦笑交じりで語った。

この人こそ、一番アフレコにハマってしまった? キルドレのエースパイロット・函南優一(カンナミ・ユウイチ)を演じ、連日17時間にも及ぶアフレコ収録をしたという加瀬さんは、「なかなか監督の言う通りに出来ず、10時間くらいオーバーして夜中まで時間を取っていただきました。拙いところばかりでしたが、素晴らしいスタッフに支えてもらって、本当に参加させていただいて良かったと思います」と控えめに感想を語った。これに対し、監督は「加瀬さんはとにかくひたすらマジメな男で、思わず『まだやりたいの?』と(笑)。17時間通してやる声優さんなんていない。役に対する執着心に感心しました」と彼のストイックさにはお手上げだったよう。

数か月にもわたるキャスティングの末、初めてプロの声優ではなく俳優を抜擢した押井監督。「声優と俳優という枠を考えるのではなく、役に対して彼らに何が期待できるかということでキャスティングしました。今回の自分のキャスティングに、非常に自信を持つことが出来ました。どうもありがとう」と満足した表情で感謝を述べると、キャスト一同も感慨深げに一礼。

押井守が現代を生きる人々に贈る『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』。公開は、8月2日(土)より渋谷東急ほか全国にて。
《シネマカフェ編集部》

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