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50社以上が映像化権を競った人気漫画が映画化 大切な人に会いたくなる『イキガミ』

国家繁栄維持法が施行された世界では、小学校入学直前に全ての子供に国繁予防接種が義務づけられ、1,000人に1人の割合でナノ・カプセルが体内に仕込まれる。そして18歳から24歳の間にそのカプセルが自動的に肺動脈で破裂する──。国民に死の恐怖を植え付けることで犯罪が減り、さらに社会の生産性が向上するというのが、この法律の目的だ。

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『イキガミ』 -(C) 2008間瀬元朗/映画「イキガミ」製作委員会
『イキガミ』 -(C) 2008間瀬元朗/映画「イキガミ」製作委員会
  • 『イキガミ』 -(C) 2008間瀬元朗/映画「イキガミ」製作委員会
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  • 『イキガミ』 -(C) 2008間瀬元朗/映画「イキガミ」製作委員会
国家繁栄維持法が施行された世界では、小学校入学直前に全ての子供に国繁予防接種が義務づけられ、1,000人に1人の割合でナノ・カプセルが体内に仕込まれる。そして18歳から24歳の間にそのカプセルが自動的に肺動脈で破裂する──。国民に死の恐怖を植え付けることで犯罪が減り、さらに社会の生産性が向上するというのが、この法律の目的だ。

原作は間瀬元朗の同名コミック。政府より発行される死亡予告証:通称“逝紙(イキガミ)”を受け取った者は24時間以内に必ず死亡するという衝撃的な設定でありながらも、登場人物たちが死を目の当たりにすることで、生きるとは一体何なんだろうか? 愛とは、優しさとは、正しさとは何なんだろうか? と読者に訴えかけ、「泣ける」漫画として人気を得てきた。2005年の連載スタート当初から50社以上が映像化権を競ってきた話題作の映画化である。

松田翔太の演じるイキガミ配達人、厚生保健省の国家公務員・藤本賢吾がイキガミを届ける先は──メジャーデビューの矢先に夢を絶たれるミュージシャン・田辺翼、政治家の母親を持つひきこもりの滝沢直樹、死の宣告を受け自分の角膜を盲目の妹へ移植しようと決意する飯塚さとし。この3人のエピソードを中心に物語は綴られ、彼らの最後の24時間を追いかけると同時に「もしも自分だったら…」を考えずにはいられなくなる。ズシッと心に響く、大切な人に会いたくなる感動作なのだ。

《text:Rie Shintani》

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