作家・乙一の人気は凄い。『ZOO』('04)を皮切りに毎年のように彼の作品がスクリーンに映し出され、2008年は『KIDS』('07)、『死にぞこないの青』、『GOTH』の3作が相次いで映画化。中でも今年を締めくくる『GOTH』は、第三回本格ミステリ大賞を受賞した出世作だ。そして、人間の残酷な面に異常に惹かれる者=GOTH(GOTHICの略)が猟奇的殺人事件に関わっていくこのミステリーに挑むのは、『青い鳥』('08)、『K-20 怪人二十面相・伝』('08)に出演している若手有望株の本郷奏多。幼い頃から殺人現場や惨殺死体に興味を抱く主人公・神山樹を演じている。
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