演劇好きの方にはおなじみの、鬼才として知られる演出家ケラリーノ・サンドロヴィッチが、成海璃子主演で3作目の映画を監督しました。聞いただけでも脱力しそうなそのタイトルは、『罪とか罰とか』。ロシア文学界の巨匠ドストエフスキーの不朽の名作をおちょくっているのかと思えば、まるで意識すらしていないようなこの作品。ケラ殿自慢のブラックユーモアや微妙なユルネタ、“なんでこんなところにこの人が”的な怖いもの知らずのキャスティング、ふざけているようでいて巧妙に入り組んだ構成、奇想天外なのになぜかしっかり落ち着くエンディングなど、見どころはいっぱい。でも私は、今回ここに注目しました。ずばり、コスチューム・プレイです。
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