全世界に衝撃を与えた「9.11」をきっかけに始まった「対テロ戦争」を通じ、国土を荒廃させたアフガニスタン。以来、ニュースの震源地としてクローズアップされてきたが、その一方で、実際にそこに暮らす人々の生活や苦境が世界に発信されることはほとんどなかった。そんな中、イランを代表する映画監督モフセン・マフマルバフの娘で19歳のハナ・マフマルバフは、子供の視点を通じて、テレビでは流れない現地の情景を長編デビュー作品『子供の情景』で描いた。タリバンに破壊された石仏の瓦礫が残るバーミヤンを舞台に、6歳の少女の小さな冒険から、戦争の無慈悲さや大人が子供に与える影響の大きさを寓話的に伝えている。
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『子供の情景』トーク開催 アフガンの教育の現状を語る 「本は子供の心の栄養」
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