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「明るくて変な子なんですよ、みさも私も(笑)」『女の子ものがたり』高山侑子の素顔

昨年、映画初出演にして初主演を果たした映画『空へ−救いの翼 RESCUE WINGS−』で新人パイロットを演じ、大きな注目を浴びた女優・高山侑子。その後も『花のあすか組NEO!』で主演を張り、ドラマ「ふたつのスピカ」では宇宙カメラマンを目指す学生役に挑むなど、デビューから2年足らずとは思えない活躍からも実力のほどがうかがえる。そんな彼女が新作『女の子ものがたり』で演じるのは、等身大の高校生。スランプ気味の36歳の漫画家の菜都美(なつみ)が、自分の学生時代をふり返るところから物語は始まるのだが、その高校時代のなつみの友達“みさ役”を通して見えてきた高山侑子の素顔とは──。

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『女の子ものがたり』高山侑子インタビュー photo:Yoshio Kumagai
『女の子ものがたり』高山侑子インタビュー photo:Yoshio Kumagai
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  • 日常の7割が“ヘン顔”? -photo:Yoshio Kumagai
  • デビューから2年足らずとは思えない飛躍 -photo:Yoshio Kumagai
  • 「友達がいるから自分がいる」 photo:Yoshio Kumagai
昨年、映画初出演にして初主演を果たした映画『空へ−救いの翼 RESCUE WINGS−』で新人パイロットを演じ、大きな注目を浴びた女優・高山侑子。その後も『花のあすか組NEO!』で主演を張り、ドラマ「ふたつのスピカ」では宇宙カメラマンを目指す学生役に挑むなど、デビューから2年足らずとは思えない活躍からも実力のほどがうかがえる。そんな彼女が新作『女の子ものがたり』で演じるのは、等身大の高校生。スランプ気味の36歳の漫画家の菜都美(なつみ)が、自分の学生時代をふり返るところから物語は始まるのだが、その高校時代のなつみの友達“みさ役”を通して見えてきた高山侑子の素顔とは──。

私も日常の7割が“ヘン顔”だったりするので…(笑)

「同年代の役ではあるんですけど、物語の時代背景は少し昔の話。自分が経験していない時代や環境に育った女の子を演じるのはとても新鮮でした」と、新しい役を楽しめたと話す彼女。というのも、高山侑子とみさにはいくつか共通点があるからだそうだ。
「みさと私自身は似ているんです。明るくて変な子なんですよ、みさも私も(笑)。例えば、みさはアントニオ猪木の真似をしたり、トイレに行きたいってモジモジしたり…。私も日常の7割が“ヘン顔”だったりするので、似ているんです」。高山さん曰く、“大人っぽい波瑠ちゃん”と“人見知りの(大後)寿々花ちゃん”、2人の共演女優と比べると彼女は底抜けに明るい。撮影以外のときも盛り上げ役的な存在で「現場では2人から『いまの言動はみさなの? 侑子なの? どっち?』って言われることもありました」と笑う。

だが、同世代の女優たちとの楽しい時間を味わう一方で、演技と深く向き合う瞬間も訪れた。
「『これまでの演技は演技じゃなかったんじゃないか?』って思うほど演技の深さを考えさせられた作品でした。みさはある日を境に家族を支えなくちゃいけなくなるんです。監督からは『子供から大人にならざるを得ないその変わり目が、この役の見どころなんだ』と言われました。だからその違いを見せたくて頑張ってみたものの、大人になったときのみさがどういうものなのかがなかなかつかめなくて…難しかったですね」。

確かに、昭和の高校生と平成の高校生とでは同じ年齢であっても時代が与える環境は大きく異なる。もちろん考え方も。時代が生む“差”を捉えることが、彼女がみさを自分のものにできるかどうかの決め手だったというわけだ。
「80年代の高校生が考える大人と、現代の高校生が考える大人の意味が違うと思うんですよね。みさは3人の中で一番早く大人になるけれど、きっと心がついていかなかった。そして、みさが大人になったと感じることができたのは頭にケガを負うシーンだと思ったんです。そのときの演技は一番深く考えたし、監督からもたくさん指示をもらいました。今回、キャラクターの気持ちになって演じる難しさを知ったので、今後の演技にもそれを活かしていきたいです」。また、関西弁をマスターするという言葉の壁もあったそうだが、大後寿々花の父親が神戸出身ということもあり、撮影前には彼女を中心に関西弁の練習を重ねたのだとか。結果、撮影が終わってもしばらく関西弁が抜けなかったそうだ。

「友達がいるから自分がいる──」

高山侑子、大後寿々花、波瑠の3人が役柄同様に友情を深めたように、この『女の子ものがたり』の最大の魅力は、友達の大切さを知ること。高山侑子自身も「自分がどれだけ友達に支えられているかということを改めて感じました。友達がいるから自分がいる──それを強く感じる作品です」とメッセージを残す。「ぼくんち」、「いけちゃんとぼく」など映像化が続く西原理恵子の自叙伝的漫画が原作の本作『女の子ものがたり』は、忘れかけていた友達の大切さを思い出させてくれる、そんな不思議な力を秘めたガールズ・ムービーだ。



「シネマカフェsweet」『女の子ものがたり』特集
http://www.cinemacafe.net/sweet/onnanoko/

special interview
vol.1 波瑠
vol.2 高山侑子
vol.3 大後寿々花
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