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「早く大人になりたかった」けどなりきれなかった(?)深津絵里が西原理恵子に変身!

「毎日かあさん」のTVアニメ化に「いけちゃんとぼく」の実写映画化など、著作の映像化が続く漫画家・西原理恵子。彼女の自伝的漫画として多くのファンに愛される「女の子ものがたり」がこのたび映画化された。道を見失った主人公が、夢に向かって走り始めた頃の自分を思い出し、前向きな気持ちを取り戻していく姿を描いた本作。4月22日(水)に完成披露試写会が行われ、西原さんに森岡利行監督、主演の深津絵里、大後寿々花、福士誠冶、波瑠、高山侑子が舞台挨拶に登壇した。

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『女の子ものがたり』完成披露試写会。(左から)森岡利行監督、福士誠冶、西原理恵子、深津絵里、大後寿々花、波瑠、高山侑子
『女の子ものがたり』完成披露試写会。(左から)森岡利行監督、福士誠冶、西原理恵子、深津絵里、大後寿々花、波瑠、高山侑子
  • 『女の子ものがたり』完成披露試写会。(左から)森岡利行監督、福士誠冶、西原理恵子、深津絵里、大後寿々花、波瑠、高山侑子
  • ダメダメな漫画家・菜都美役の深津絵里
  • 菜都美の高校時代を演じた大後寿々花
  • 同一人物を演じつつ、夢には大きな隔たりが…?
  • 実は子供…
  • 「薬剤師や歯医者さんにも興味はあったんですが…」とも
  • 女の子らしく「バレリーナ」が夢だったと言うが、練習は相当きつかったそう
  • 女の人だらけの現場…と思いきや「深津さんと犬だけでした」とのこと
「毎日かあさん」のTVアニメ化に「いけちゃんとぼく」の実写映画化など、著作の映像化が続く漫画家・西原理恵子。彼女の自伝的漫画として多くのファンに愛される「女の子ものがたり」がこのたび映画化された。道を見失った主人公が、夢に向かって走り始めた頃の自分を思い出し、前向きな気持ちを取り戻していく姿を描いた本作。4月22日(水)に完成披露試写会が行われ、西原さんに森岡利行監督、主演の深津絵里、大後寿々花、福士誠冶、波瑠、高山侑子が舞台挨拶に登壇した。

スランプに陥り、ダメダメな毎日を送る主人公の漫画家・菜都美を演じた深津さんは、今回のオファーが来る少し前に偶然、読んだという原作について「心の底の底の、本当に奥のところが刺激され、揺さぶられる作品でした。出会えてよかったと思っていたら、オファーが届きまして」と運命とも言えるめぐり合わせに笑顔を見せた。深津さんが演じたパートは、原作には描かれていない部分だが「撮影の前に、西原さんの自宅兼仕事場にお邪魔させていただいて、いろんな楽しいお話を伺いました。そばにいるだけで、西原さんの粒子をキャッチできたらな、とか考えてました(笑)。西原さんの分身を演じようなんて考えるのは失礼なことだと思いますし、とにかく原作を読んで感じたことを伝えるのが私の役目だと思って演じました」とふり返った。

その西原さんは「深津さんが主演に決まったと聞いたときは、『私の半分くらいの(大きさの)人が、私を演じてどうするんだろう?』って思いました」と語って会場を笑いに包んだ。映画については「自分の作品が動き出すってことは本当に嬉しいことですので、一切口出しはしません。孫が動いているような感覚ですね、何をやってもいいし、所詮、他人事です(笑)。今日は一番気楽な気持ちで、みなさんの女優魂を見せてもらいます」と余裕たっぷりの表情。

福士さんはこの日、登壇したキャスト陣の中で唯一の男性。「タイトルが『女の子ものがたり』でありながら、(自分は)男子です(笑)! 見捨てずに最後まで観てください。実際、女の子のお話ですが、僕自身、子供の頃に感じたことだったり、男の子の感覚も描かれているので、男性が観てもおもしろいです」と男子アピール。

菜都美の親友、きみことみさの高校時代をそれぞれ演じた波瑠さんと高山さんは「監督が時々怖かったです。でも厳しくしてくださったおかげで出来た芝居があると思います」(波瑠さん)、「みんなで緊張感を持ちながらも楽しく過ごしました。休みにはご飯を食べに行ったり、出かけたりしました」(高山さん)と撮影の日々をふり返った。

そして、高校時代の菜都美に扮した大後さんは、原作を読んだときの感想を尋ねられ「まず絵がすごくかわいくて、私も映画の中で絵を描くシーンがありますが、(原作の)色の使い方や、『空にもいろんな色があるんだよ』といった言葉は心にしみました」と語った。そして、自身の役については「菜都美は3つの世代に分かれて登場しますが、同じ人間として成長していくさまを演じられたらと思いました」とふり返った。

この日は、キャスト一人一人に、子供の頃の夢を書いたカードを用意してもらったが、高山さんの夢は、ペットショップの店員さん。そして、波瑠さんはイルカの調教師と、2人共に動物に関わる仕事が夢だったよう。「獣医さんにも憧れましたが資格とか大変そうなので(笑)」(高山さん)、「私も獣医さんになりたかったんですが、猫アレルギーなので…」(波瑠さん)と意外に現実的な2人の答えに会場からは笑いが。福士さんの夢は男子らしく「野球選手」、大後さんは、実際に子供の頃に習っていたという「バレリーナ」。西原さんのカードには、かわいいイラスト付きで「絵かきさんになりたかった」とあり、見事に夢をかなえたよう。森岡監督は「漫画家になりたかった」ということで、西原さんを見つめる目には羨望と憧れが入り混じっていた。そして、気になる深津さんはと言うと「私は…特に何になりたいというのはなくて、大人になりたいな、と思ってました」と恥ずかしそうに告白。カードにはそのまま“とにかく大人になりたかった”と青春時代の叫びのような言葉が…。「大人がどういうものかいまだに分かってなくて、いまもどうなんだか、という感じですが(笑)」と終始、照れくさそうな表情を見せた。

大人になった、そして深津さんのように(?)大人になりきれない全ての人々にもう一度子供の頃の夢を思い出させてくれる『女の子ものがたり』。公開は今夏、シネクイントほか全国にて。
《シネマカフェ編集部》

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