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『誰かが私にキスをした』堀北真希×アントン・イェルチン 甘いキスを巡り…大論争?

階段から落ち、過去4年分の記憶を失ったナオミ。そんな彼女の前に、事故のときに助けてくれたユウジ、親友だったというミライ、彼氏だったというエースの3人が現れ、心をかき乱し始めるが…。東京のインターナショナルスクールを舞台に、複雑な青春模様が展開する『誰かが私にキスをした』。アメリカ人監督のハンス・カノーザがメガホンをとり、堀北真希、松山ケンイチ、手越祐也といった旬の日本人俳優が出演していることも話題の本作で、主人公のナオミを演じた堀北真希とナオミの彼氏、エース役のアントン・イェルチンに話を聞いた。

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『誰かが私にキスをした』 堀北真希×アントン・イェルチン photo:Toru Hiraiwa
『誰かが私にキスをした』 堀北真希×アントン・イェルチン photo:Toru Hiraiwa
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  • 『誰かが私にキスをした』 堀北真希 photo:Toru Hiraiwa
  • 『誰かが私にキスをした』 アントン・イェルチン photo:Toru Hiraiwa
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  • 『誰かが私にキスをした』 堀北真希 photo:Toru Hiraiwa
  • 『誰かが私にキスをした』 アントン・イェルチン photo:Toru Hiraiwa
階段から落ち、過去4年分の記憶を失ったナオミ。そんな彼女の前に、事故のときに助けてくれたユウジ、親友だったというミライ、彼氏だったというエースの3人が現れ、心をかき乱し始めるが…。東京のインターナショナルスクールを舞台に、複雑な青春模様が展開する『誰かが私にキスをした』。アメリカ人監督のハンス・カノーザがメガホンをとり、堀北真希、松山ケンイチ、手越祐也といった旬の日本人俳優が出演していることも話題の本作で、主人公のナオミを演じた堀北真希とナオミの彼氏、エース役のアントン・イェルチンに話を聞いた。

完成会見のために来日したアントンは、「昨日は1日オフだったけど、今日から帰国するまでずっと取材漬け」だそう。しかし、「マキやケンイチ、ユウヤと一緒に過ごすのは遊びよりも楽しいからね」と微笑む。そんなアントンと堀北さんの初対面は撮影前に行われた台本の読み合わせのときだったそうで、「話しかけるほどの英語力もないし、緊張したのを覚えています」と堀北さん。かたやアントンは「女優としてのマキのすごさは、会ってすぐに伝わってきたよ。何せ、自分の母国語ではない言葉を使い、感情を表現していたんだから」とふり返る。

物語の舞台になっているのが東京のインターナショナルスクールであるだけに、本編中は日本語と英語の台詞が乱れ飛ぶ状況。そんな中、堀北さんは記憶喪失のヒロインを演じた。
「記憶を失くしたナオミがクラスメイトのことを覚えていなかったり、教室の場所を覚えていなかったりして戸惑うシーンがあるんです。私自身もインターナショナルスクールに行ったのは初めてだったので、ナオミと同じ心境だったかなと思いますね。ただし、性格的に似たところはあまりないかな…。年齢も実際の私の方が上ですしね。ただ、この映画は記憶喪失のナオミが、本当の自分を見つけようとするストーリー。私自身、ナオミと同じ17歳くらいのときには自分がよく分からなくなったり、複雑な心境になったことはあるかもしれません」。

一方、アントンが演じたエースは、事故の後、以前とは違う女性へと変化していくナオミに戸惑う彼氏。マッチョなスポーツマンであり、学園の人気者であるエースとは、「僕自身との共通点はないなあ…」だそうだ。
「だからこそ演じ甲斐があったし、楽しかったけどね。エースには空気を読めないような困ったところがあるけど、愛すべきところもあるし、すごく単純な奴。テニスが好きで、“女の子は髪が長い方がいい”なんて言ってしまうような原始的な男なんだ。でも、周りを気にせず、シンプルに生きている感覚はちょっといいなとも思うし、マッチョな人気者という役柄は最高だった(笑)。僕自身はスポーツが全くダメで、運動音痴なんだ」。

そんなエースについて、堀北さんは「いまの年齢になった私自身の目で客観的に見ると、“可愛いなあ”って。でも、身近にいたら強引過ぎて困っちゃいますよね」と分析。当のアントンも「そうだよね」と同意見だ。「エースみたいな奴は僕の周りにもいるし、短時間だったら一緒にいてもいいけど。ただ、人はそれぞれ求めるものが違うから、エースのような男に幸せを見出す女の子がいたら、それはそれでOKだよね(笑)」。

記憶をたどりながら、自分自身と向き合うナオミを中心に、ピュアな青春のラブストーリーが展開。とは言え、舞台はインターナショナルスクールで、監督はアメリカ人のハンス・カノーザ。日本の青春ドラマ以上に恋愛表現がふんだんに盛り込まれており、ナオミとエースも日常的にキスを交わす。これに関し、堀北さんは…。
「現実的に恋愛というものを考えたら、17歳にとってキスは違和感のない行為だと思う。ただ、日本の作品の場合、想い合っている者同士が盛り上がってキスしたり、キスをする過程や理由みたいなものがきちんと描かれているじゃないですか。そうじゃなく、日常的にキスしたり、相手に好きだと伝えたりするのが新鮮だなと思いました。たしかに、最初に台本を読んだときは『どうやって演じよう?』と悩んだんです。でも、ナオミの気持ちになってみたら、そんなに無理はなかった。お芝居のプランをあえて考えず、ごく素直にできましたね」。

エースが初めて登場し、自分が彼氏だった事実をナオミに伝える場面でも2人はキス。このシーンをふり返り、アントンは「エースがナオミにキスをするんだけど、エースはキスに応えてもらえないんだよね。それは記憶を失くしたナオミがエースのことを忘れてしまい、戸惑っているからなんだけど、僕自身も少し悲しかったよ…」と本気でしょんぼりする。

そんなナオミとエースの関係のゆくえは本編をご覧いただくとして、次に共演するとしたら、どんな関係の役柄を希望する? こう尋ねると、堀北さんから「ラッブラブなカップル!」と、アントンの顔を輝かせる答えが。そこで調子に乗ったアントンは「イエス! イエス! 美しい夕陽の沈む海辺で、狂ったように濃密に愛し合う役がいいね。『愛のコリーダ』的な感じでさ。…ごめん、冗談だよ。本当のことを言うと、『愛のコリーダ』は観てないんだ…」と完全妄想状態。ラブストーリーなら、ハンス・カノーザ監督の前作『カンバセーションズ』のような作品は? と提案すると、「あれはダメ! だって、あの映画は“デュアル・フレーム”だから(※画面を2分割にし、男女それぞれの視点でシーンが展開した)、直接の共演シーンが少なくなっちゃうじゃないか!」と必死に拒否。「それよりも、マイケル・ベイっぽいのがいいな。ランボルギーニやプライベートジェットや銃が出てくるやつ。子犬なんかも出てきちゃったりしてさ…」。

苦笑する堀北さんの隣で、アントンの妄想はまだまだ続くのであった…。

《photo:Toru Hiraiwa / text:Hikaru Watanabe》

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