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山本裕典インタビュー 声を演じた主人公同様、他人に理解されない秘密が…?

いま、最も多忙を極める若手俳優の一人、山本裕典。昨年は3本の連続ドラマ、『ROOKIES−卒業−』、『大洗にも星はふるなり』などの話題の映画への出演に加え、2本の舞台に出演し、座長をも務め上げた。今年も昨年に増して注目を浴びる彼が、このほど初めて挑戦したのが洋画の日本語吹き替え版の声優。ダーク・ファンタジー『ダレン・シャン』でタイトルロールのダレンの声を演じた。

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『ダレン・シャン』 山本裕典
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  • 次に挑戦する声は…?
  • 他人には理解されない意外な癖が…?
いま、最も多忙を極める若手俳優の一人、山本裕典。昨年は3本の連続ドラマ、『ROOKIES−卒業−』、『大洗にも星はふるなり』などの話題の映画への出演に加え、2本の舞台に出演し、座長をも務め上げた。今年も昨年に増して注目を浴びる彼が、このほど初めて挑戦したのが洋画の日本語吹き替え版の声優。ダーク・ファンタジー『ダレン・シャン』でタイトルロールのダレンの声を演じた。

「“アフレコ”というものの存在は知ってましたが、まさか自分がやることになるとは…。正直、自分とは無縁のものだと思ってました」とは率直な本人の弁。大役を終えての感想は?
「(自分の声を聞いて)不思議な感覚でした(苦笑)! 最初に聞いて『何でだ!?』って。テンションを高めに演じたつもりが、映像の中のダレンの口の動きと合わせて見るとすごく低かったり。改めて、プロの声優さんのすごさを肌で知らされましたが、楽しめました。もし機会をいただけるなら、またやってみたいな、とも思いました」。

映画、ドラマ、舞台などでの演技との違いを尋ねると、真摯な眼差しでこう語ってくれた。
「まず演技という意味で、気持ちの持っていき方は同じだと思います。今回で言うとダレンになりきって、一緒に成長していくという感じですね。でも、そこから先の表現が、声優に限らずそれぞれで全く違うんです。舞台は生で声を張り上げるものだし、映画は短い時間の中で勝負していく感覚。ドラマになると、もう少し長い期間で撮影の順番があるので、ある意味、計算をして芝居を作っていく。今回は台本を持って演技するわけで、テクニックの面でもだいぶ違いました」。

物語は、親友を救うために半分人間で半分バンパイアの“ハーフ・バンパイア”となったダレンが、サーカス団の中で成長していく姿が描かれ、命を救ったはずの親友が、やがてライバルとなって彼の前に立ちはだかり、2人は宿命とも言える戦いへと巻き込まれていく——。ファンタジーとしては“かわいらしい”というよりも“奇妙さ”や“ダークっぷり”が不思議な魅力を醸し出している作品。山本さんの感想を尋ねると「かなり好きな物語の展開です!」と声を弾ませる。
「まず、親友がライバルとなるという流れがたまらない! 僕、そういう展開大好きなんですよ、(漫画の)『NARUTO』とかね。ダーク・ファンタジーも好きです。“フリーク”たちが一人ずつ登場する場面は、かなり楽しんで観てました。ヒゲが生える女(演じているのはサルマ・ハエック!)とか、奇怪だけど面白い!」

意外と言うか…案外、山本さん自身、ダレンのような少し変わった趣向を持っているような…。そう振ると「いや、いたって普通です!」と声を強めるが、さらに突っ込んで「何か、他人から見たら奇異に映る趣味や嗜好や癖は?」と尋ねると…。
「そうですね…これは本当に理解されないと思いますが(笑)、自分で毛を抜く癖があります…くるぶしの。ストレスを感じると、無意識に毛を抜いてしまうようで、仕事の状態や時期によって足の毛の生え方が違うんです(笑)。去年、舞台やってたときは重圧でかなり…」。

気を取り直して…舞台の話が出たが、山本さん自身、この1年ほどでの自分の変化を感じているようで、特に舞台での経験の大きさを挙げる。
「やはり、芝居については舞台での経験が大きかったです。この経験が自信になって、その自信がやがて実力になればいいな、と思います。特にきっかけとなったのは座長として、みんなを引っ張っていかなくちゃいけないという責任。自分がしっかりしなきゃみんなは付いてこないし、仕事の重みを感じました」。

本作には渡辺謙さんがサーカス団の団長役で出演しているが、彼のようにいつか海を渡って活躍したい気持ちは? と尋ねると急に照れたような表情を見せてこう続ける。
「憧れや希望はありますが、まずはこっち(日本)で一人前になりたいです。デカい夢は一人前になってから考えます」。

では、今回のような声優の仕事で、今後やってみたい役は?
「僕、声変わりする前はアンパンマンの声がむちゃくちゃ得意だったんですよ! 『新アンパンマン』? いやいや、作らないでしょう(笑)! どんな役でもいいので、また挑戦してみたいです」。

経験を糧にさらなる飛躍を見せてくれそうだ。
《シネマカフェ編集部》

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