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シネマカフェ的海外ドラマvol.190 30代独女に贈る「ビーイング・エリカ」第1回

30代独身女性のエリカが過去へのタイムスリップを繰り返しながら、人生を見つめ直すファンタスティック・ラブコメディ「ビーイング・エリカ」。現在、日本ではシーズン2が放送されている本作の魅力を語るべく、昨年12月に主演女優エリン・カープラックが来日! 主人公・エリカ役をきっかけに人気スターとなった彼女に、作品の見どころはもちろん、自身のことなど、いろいろな話を聞いてきました。

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「ビーイング・エリカ」 -(C) Session I Productions Limited 2009
「ビーイング・エリカ」 -(C) Session I Productions Limited 2009
  • 「ビーイング・エリカ」 -(C) Session I Productions Limited 2009
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30代独身女性のエリカが過去へのタイムスリップを繰り返しながら、人生を見つめ直すファンタスティック・ラブコメディ「ビーイング・エリカ」。現在、日本ではシーズン2が放送されている本作の魅力を語るべく、昨年12月に主演女優エリン・カープラックが来日! 主人公・エリカ役をきっかけに人気スターとなった彼女に、作品の見どころはもちろん、自身のことなど、いろいろな話を聞いてきました。

謎のセラピスト、ドクター・トムに導かれながら、過去をやり直す時空の旅を繰り広げるエリカ。高学歴でルックスも悪くはないのに、何だか上手くいかない人生に悩まされるエリカを、エリンはこう分析します。
「エリカはちょっと早めの“中年の危機”を迎えているような状態なの。自分がどんなことをしたいのか、よく分からないでいるのだと思うわ。でも、エリカのいいところは、たとえ失敗してもとにかくチャレンジすること。落ち込んでも立ち上がれるエリカだからこそ、過去への旅が有益なものになっているんじゃないかしら」。

シーズン1のときは大学時代に戻ってキャンパスライフをやり直そうとしたり、最悪だった初体験をやり直そうと高校時代に戻ったり…。とは言え、やり直しの旅は常に成功するわけではなく、エリカは“やり直せなかったこと”や“やり直さなかったこと”からも何かを学んでいきます。
「正直に言って、自分の過去を変えたがるエリカには賛成できない部分もあるわ。だって、過去の後悔やミスがあるからこそ、いまの自分があるんだもの。ただし、私にだって、あんなことを言わなきゃよかったなと思うことはあるし、“何で彼とデートしちゃったのかしら?”って言いたくなるような相手も過去にはいる。それに、プールの滑り台から落ちて前歯が全部かけちゃった学生時代にはぜひ戻ってやり直したいわね(笑)。そういった過去に戻ることも含め、エリカはわざと間違った決断をしたりもするけれど、最終的には何かを学ぶの。だからこそ、視聴者のみなさんにも共感してもらえるんだと思うわ」。

たしかに、エリカは「戻らなきゃいいのに…」と思うような過去に戻ることもしばしば。けれど、そんな彼女の“間違った決断”こそがハラハラドキドキさせてくれます。エリン自身も脚本を読みながら、「何でそんなことするのよ! エリカ!」と思うことが多々あるのだそう。そのほとんどが恋愛絡みで、決してモテないわけではないのに、恋愛下手がたたってシングル道を突き進んできたエリカの恋模様も見逃せないところとなっています。シーズン1では、妻のいる男友達・イーサンとのもどかしい関係が描かれていました。
「シーズン2では、晴れて恋人同士になったイーサンとの関係がより深く描かれていくわ。2人の間には、誰もが直面しそうな問題がいろいろ浮上するの。気持ちがすれ違うこともあれば、性的な欲求不満を抱くこともある。“2人がこんなふうになるなんて悲し過ぎる!”と思いながら演じたこともあったわ」。

エリンの言葉が何だか気になりますが、「でも、絶対に共感してもらえると思う!」とも。やはり過去への旅にしろ、恋愛模様にしろ、現在の人生の歩み方にしろ、「分かる、分かる!」と言いたくなるエリカの言動が、作品を見逃せないものにしているポイントのようです。

次回は、エリン自身のあれこれに迫ります!



「ビーイング・エリカ」シーズン2
4月2日(土)より毎週土曜23:00〜LaLa TVにて放送中

公式サイト:http://lala.tv/programs/beingerica/

© Session I Productions Limited 2009
《渡邉ひかる》

映画&海外ドラマライター 渡邉ひかる

ビデオ業界誌編集を経て、フリーランスの映画&海外ドラマライターに。映画誌、ファッション誌、テレビ誌などで執筆中。毎日が映画&海外ドラマ漬け。人見知りなのにインタビュー好き。

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