このたび本作のラストを飾ることになった主題歌は、「ピンク・フロイド」や「イエス」と共にプログレッシヴ・ロックの代表格として数えられるキング・クリムゾンが1969年10月にリリースしたデビュー・アルバム「クリムゾン・キングの宮殿(In The Court Of The Crimson King)」に収録された、言わずと知れた伝説の1曲。『脳男』のプロデューサー・石田雄治氏は「まずタイトルがこの映画にピッタリ。歌詞からも脳男の苦悩と悲しみをイメージできたということ。そして43年前の作品なのに全く古さを感じさせない、ヘヴィかつ感情を刺激するサウンド。まさにこの映画の衝撃的なエンディングにピッタリと思い起用しました」と主題歌決定の経緯を明かす。石田氏によると、「若い世代の出演者陣もかなり気に入ってくれた」ことが確信となり、起用の後押しとなったようだ。