今日今年1本目の映画を観てきました。『サイド・バイ・サイド』以前矢田部さんのブログでも紹介されていた作品ですが、キアヌ・リーブズが映画業界関係者に映画のフィルムとデジタルに関してインタビューしていくというドキュメンタリー作品なのですが、映画のデジタル化に関しては今がまさにフィルムから変わっていく過渡期なわけで、とてもタイムリーで興味深かったです。しかし、出てくる監督達のまぁ豪華なこと。マーティン・スコセッシ、ジョージ・ルーカス、ジェームズ・キャメロン、クリストファー・ノーラン、ダニー・ボイル、デビッド・フィンチャー、スティーブン・ソダーバーグ、デビッド・リンチなどなど大御所監督達がこぞってフィルムとデジタルについて意見を述べていました。そして、インタビュアーのキアヌ・リーブズ。鋭い質問をバシバシ投げ込んでいました。俳優がこういうこと出来るのもスゴイと思いましたし、こういう作品を作れてしかも公開できるハリウッドってやっぱりスゴイなぁと思いました。日本の業界関係者もマストな作品だと思います。個人的にはデビッド・リンチが言った「紙とエンピツを与えられたからと言って全ての人が面白い話を書けるわけではない」という言葉がとても印象的でした。フィルムもデジタルも色々あるわけですが、要は1つの手段(メディア)なわけですから、やはり大事なのはそこにどんな物語(ソフト)をのせていけるか、ですよね。新年1発目に新宿の新館「シネマカリテ」で観たのですが「新」づくしで映画も良くて幸先イイ感じです。P.S.ウォシャウスキー兄弟が姉弟になっていたのも驚きました…。