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【雅子ブログ】2月のエルメスシネマは『長距離ランナーの孤独』

閏年じゃない2月は本当に早いですね。あっという間に終わってしまいます。なんだか焦りにも似た気持ちと、春の訪れを待つ嬉しさと、冬の終わりの寒さと早春の穏やかさと…。いろんなものが入り混じっているような気がします。

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閏年じゃない2月は本当に早いですね。あっという間に終わってしまいます。なんだか焦りにも似た気持ちと、春の訪れを待つ嬉しさと、冬の終わりの寒さと早春の穏やかさと…。いろんなものが入り混じっているような気がします。

さて、このブログで何度もご紹介したメゾンエルメス(銀座のメゾンエルメス)10階にあるプライベートシネマ ル・ステュディオ。月替わりで様々な映画を上映しています。今年の年間テーマは「Chic,le sport!(スポーツは素敵!)」なので、毎月スポーツにまつわる映画が上映されます。1月は「駆けゆく少年時代」として、ジョッキーを目指す子供たちを描いたドキュメンタリー映画『ジョッキーを夢見る子供たち』('08)バンジャマン・マルケ監督、エルメスらしく馬にまつわること。今月2月は「自由を勝ち取るために」、上映作品は『長距離ランナーの孤独』。

アラン・シリトーの同名小説の映画化。原作はもうずいぶん前に、確か高校生だったかに読んだことがあるけれど、映画化されていたとは知りませんでした。なので、これは観たい! といそいそと行ってきました。監督はイギリス映画界のニュー・ウェイヴ(フランスでいうところのヌーヴェル・ヴァーグですね)のひとり、トニー・リチャードソン。脚本はシリトー本人が手掛けています。

偽善的な権力者に対抗するアナーキーな若者の話。貧乏な若者の憤りと苦悩、森の中を走る、走ることで一瞬の自由を手にすることができる、風が揺らめく、昇る太陽の光…、渇いたモノクロの映像が素晴らしかったです。

で、久しぶりに原作を読みたくなり、本棚を探したけれど見当たらず。チャッチャっとアマゾンで取り寄せてみました。そうそうリチャードソンは、同じくシリトー代表作『土曜の夜と日曜の朝』(←本棚にありました)も映画化しています。ついでにリチャードソンは、ジョン・アーヴィング原作『ホテル・ニューハンプシャー』の監督なんですね。原作共に大好きでした。ああ、懐かしさが蘇ってきました。

今後の3月4月の上映プログラムも発表されています。3月は「山に魅せられて」で、『輝く峰 ガッシャーブルム』(ヴェルナー・ヘルツォーク監督)と『バケのカムバック』(ニコラ・フィリベール監督)の2本立て。4月は「チャンピオンの名のもとに」で、『ムハメッド・アリ ザ・グレイテスト』(ウィリアム・クライン監督)。ああ、なんとも楽しみなプログラムです! 

予約:03‐3569‐3300
オンライン予約:http://maisonhermes.jp
《text:Masako》

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