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ベン・ウィショー&ジェームズ・ダーシー、『クラウド アトラス』7変化を語る

『マトリックス』シリーズ3部作のウォシャウスキー姉弟監督が、『パフューム ある人殺しの物語』のトム・ティクヴァ監督とともに、 “哲学+SFアクション”という革新的なヴィジョンをさらなる高みへ押し上げた『クラウド アトラス』

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ベン・ウィショー&ジェームズ・ダーシー/『クラウド アトラス』 -(C) 2012 Warner Bros. Entertainment.  All rights reserved.
ベン・ウィショー&ジェームズ・ダーシー/『クラウド アトラス』 -(C) 2012 Warner Bros. Entertainment. All rights reserved.
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  • ベン・ウィショー/『クラウド アトラス』 -(C) 2012 Warner Bros. Entertainment.  All rights reserved.
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  • ジェームズ・ダーシー/『クラウド アトラス』 -(C) 2012 Warner Bros. Entertainment.  All rights reserved.
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『マトリックス』シリーズ3部作のウォシャウスキー姉弟監督が、『パフューム ある人殺しの物語』のトム・ティクヴァ監督とともに、 “哲学+SFアクション”という革新的なヴィジョンをさらなる高みへ押し上げた『クラウド アトラス』。本作のブルーレイ&DVDリリースに合わせ、キャストのベン・ウィショーとジェームズ・ダーシーのインタビューが到着した。

『クラウド アトラス』は、“映像化不可能”と言われたデイヴィッド・ミッチェルの同名小説が原作。19世紀の南太平洋、1936年のスコットランド、1973年のロサンゼルス、2012年のロンドン、2144年のネオ・ソウル、世界崩壊後の2321年のハワイと、時空を超えた6つの世界で、ロマンス、アクション、ミステリーを織り交ぜた人間ドラマが壮大なスケールで展開していく一大叙事詩だ。

肉体は滅びても、魂は生き続ける。そんな本作の理念をビジュアル化すべく、主演を務めたトム・ハンクスを始め、ハル・ベリー、ヒュー・グラント、ペ・ドゥナといった豪華キャストが、特殊メイクなどを駆使して各エピソードに登場していることは、劇場でも大きな話題となった。

『パフューム ある人殺しの物語』に主演後、『007 スカイフォール』の新生“Q”で世界中の女子たちを魅了したベン・ウィショーは、それぞれの時代で、船の給仕係、作曲家を志す青年ロバート・フロビシャー、レコード店店員、不倫に悩むジョージェット、部族の男、と性別も国籍も越えて1人5役に挑んだ。

1本の作品で複数のキャラクターを演じ分けるという、かつてない経験について、ウィショーは「素晴らしかったよ。全く違う役への切り替えはむしろ効果があること。違いがより明確に浮き彫りになるから、それぞれの役が研ぎ澄まされる。多重人格者の気分になったり、難しいと思ったりはしなかったね」とむしろ楽しんでいたと語る。

さらに、「ダニエル(・パーカー)とジェレミー(・ウッドヘッド)がいたから助かった。2人とも素晴らしいメイクアップ・デザイナーで想像力にあふれている。衣装にも多いに助けられたよ」と、監督たちのイマジネーションを見事に実現させたスタッフにも敬意を払った。

一方、ジェームズ・ダーシーは、物理学者ルーファス・シックススミスの青年時代と老年時代、またあるときには看護師・ジェイムズ、近未来の記録官を演じた。
「この映画に出演を依頼されたのは、僕たちにとってラッキーなことだったと思っている。とても挑発的で野心的で意表を突く異色作だからね」と、本作へ出演した感想を話した。

超個性的な監督が揃った現場の様子はというと、「普通なら大混乱になるはず。何せ監督3人に、撮影ユニット2つだったし、ユニットも(ロケ地の)国ごとに分かれることもあった。チグハグで混沌とした現場になるはずが、不思議なことに、むしろその正反対だった。方向性が明確で、みんなで同じ方向に向かっていた。それはアンディ(・ウォシャウスキー)とラナ(・ウォシャウスキー)とトム(・ティクヴァ)の3人の間に確固たる繋がりがあるからだね」と語る。

時代や場所が変わっても、人と人の繋がりは変わらないというのは、本作が描く重要なテーマの一つでもある。ダーシーも「選択、自由、繋がり、そのほかのテーマにも触れていると思う。こうやってインタビューをしていると、ストーリーのどこが大事なのかなど、映画に対する見方がそれぞれに違うのに、みんな話がしたくてワクワクしてやってくるから面白いね」と笑った。

ウィショーも、「頭を使わないといけない脚本」だったと本作をふり返る。「映画を観ると、最初の数分間はそれぞれの話がどのように繋がっていくのかが見えず、少しイライラするかも知れないが、次第に映画のリズムに飲み込まれていく。そこがこの作品の好きなところ。そう反応するようにできている」と、数々の時代や場所が交錯する本作の魅力について触れた。

「人間は一人一人がまったく違う存在であり、個々に生きており、独立した存在。この作品はその奇跡を描いており、個々の特殊性の美を描いている。それと同時に、人はやはりみんな一緒という事実も描く」と話すウィショー。本作にある希望に満ちたメッセージは、観客に人間の素晴らしさを伝えてくれるというのだ。

ハリウッドきっての注目株といわれる2人にとっても意欲作となった『クラウド アトラス』。どの役柄を演じているかはエンドロールで明かされているから、その驚きの変化をあなたも確かめてみて。

『クラウド アトラス』ブルーレイ&DVDセット
発売日:7月10日(水)
価格:3,980 円(税込/初回限定生産)
発売元・販売元:ワーナー・ホーム・ビデオ
《シネマカフェ編集部》

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