死後50年の時を経ても、世界中の人々にとって色褪せることのない“伝説的な女優”として記憶され続ける、マリリン・モンロー。この秋、マリリン モンロー自筆の文書を基にしたドキュメンタリー映画『マリリン・モンロー 瞳の中の秘密』が公開されるなど、再び注目を集めた彼女だが、本人の肉声テープが使用されたシャネル N°5の新TVCFが放映中だ。今回シャネルが発見した音源は、1960年にマリ・クレール誌*編集長のGeorges Belmont(ジョルジュ ベルモン)のインタビュー時に録音されたテープのものだという。インタビューの中でマリリンは、明るく無邪気にこう語っている。「そう、記者たちにいろいろ聞かれたんです。たとえば、『ベッドでは何を着ていますか? パジャマ? ナイドガウン?』だから、私はシャネル N°5と答えました。だって、本当のことだから…それに“ヌード”とは言いたくなかった。でも真実なんです!」と。自由で情熱的な女性マリリン・モンローの「眠るときにはシャネル N°5を数滴」という発言が世界を揺さぶり、伝説となった。シャネル N°5は、1921年にマドモアゼル シャネル本人からの依頼を受けて、調香師のエルネスト・ボーが生み出した。その際、マドモアゼル シャネルは、「女性の香りがする女性のための香りを作りたい」と語っている。N°5とマリリン・モンローの伝説と、その誕生にまつわる真実が語られるシャネルN°5のTVCFは、12月15日(日)までオンエア予定だ。