2002年、ウクライナ西部フメリニツキー。オクサナはアルコール依存症の父とそれを献身的に支える母と暮らし、イコン画を描いて家計を支えていたが、教会からの不当な扱いや男尊女卑が根深い社会の理不尽に耐えきれず、家を飛び出す。2008年、街頭討論で出会った仲間たちとともにフェミニスト活動団体「FEMEN」を結成。医療過誤による女性患者の死への抗議を皮切りに活動を拡大させる。2009年、首都キーウでセックスツーリズム撲滅を訴える中、オクサナは注目を集めるため上半身を脱ぎ、身体を「戦闘服」として使う表現にたどり着く。やがて活動は国境を越え、2011年にはベラルーシ・ミンスクでアレクサンドル・ルカシェンコ政権に抗議し拘束と拷問を受け、モスクワではウラジーミル・プーチンへの抗議で重傷を負う。FEMENへの監視と弾圧が激化するなか、オクサナは政治難民としてパリへ逃れる決断を迫られていく…。
シャルレーヌ・ファヴィエ
分断や排斥、抑圧ーー不安と閉塞感が渦巻くいまだからこそ観たい、自由と希望を求め、過酷な現実に抗いながら生き抜く人々を描いたヒューマンドラマ映画『アイ・ワズ・ア・ストレンジャー』や『OXANA 裸の革命家・オクサナ』ほか4作紹介。
フェミニスト活動団体「FEMEN」創設者オクサナ・シャチコの実話に基づく映画『OXANA/裸の革命家・オクサナ』が5月22日(金)より公開されることが決定した。