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【雅子BLOG】『Fly Me To Minami ~恋するミナミ~』リム・カーワイ監督

『マジック&ロス』、『新世界の夜明け』に続くリム・カーワイ監督の最新作『Fly Me To Minami ~恋するミナミ~』。私は残念ながら東京でのマスコミ試写に間に合わず…

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『Fly Me To Minami ~恋するミナミ~』-(C) 2013 FLY ME TO MINAMI - 恋するミナミ - All Rights Reserved.
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『マジック&ロス』、『新世界の夜明け』に続くリム・カーワイ監督の最新作『Fly Me To Minami ~恋するミナミ~』。私は残念ながら東京でのマスコミ試写に間に合わず、最終試写でも都合が付かず、DVDをお願いした。カーワイ監督は「僕からのクリスマスプレゼント」と言って贈ってくれた。「宣伝してね」のひと言を添えて。

というわけで、私は数日後に届いたクリスマスプレゼントをワクワクしながら開け、自宅の小さなDVDプレイヤーで映画を観た。まさに、北風が冷たく感じ始め人の温もりが欲しくなる、すなわち恋をしたくなる今の時期にピッタリで、もうそれだけで心が躍るようではあるまいか。

――香港のファッション雑誌の編集者・シェリーンは年末の大阪取材を命ぜられ、乗り気でないまま大阪に着く。土地勘もましてや日本語もできないシェリーンは、友人のナオミを通訳として雇い、香港からのカメラマンは同行できず、止むなくナオミの弟・タツヤが代役を務めることになる。かくして3人で繁華街ミナミの取材が始まった。一方、キャビンアテンダントをしながら韓国でセレクトショップを営むソルアは、在日韓国人の恋人・シンスケとの恋に滞りを感じていた。シンスケには妻子があるから…。年末の大阪ミナミを舞台に淡く切ない恋模様が交差する。

日本語、英語、中国語(広東語)、韓国語と4つの言語が賑やかに飛び交う。それは舞台の大阪ミナミという街になんと自然に馴染むことか。猥雑とした土地ならではの楽しさと喜びに溢れ、カーワイ監督ならではの無国籍感覚がほどよく映画に反映されて賑やかだ。本作は日本とシンガポール合作、カーワイ監督は脚本、編集も兼ねている。キャストも国際色豊かな面々。タツヤには6年ぶりの映画出演となる小橋賢児、シェリーンには香港のスーパーモデルシェリーン・ウォン。シンスケ役には竹財輝之助、韓国で活躍するペク・ソルアがソルア役で。大阪を中心に、ソウル、香港と3つのアジアの街が登場する。

映画の中のラブストーリーは、まるで友人たちの数日間を覗き見するような親しみやすさ。そんな身近な友達感覚がこの映画の魅力。気軽さと繊細さ、ドキドキしながら行方を見守る。

ところで、東京育ちの私は大阪には仕事で何度か行った程度で、そのほとんどを知らない。実を言うとミナミがどんな界隈でどんな所かということも分からない。けれども、観賞後はミナミという響きに魅せられ、人々がワイワイと行き交う街を訪れてみたいと思った。そのいちばんの理由は、この地を舞台に繰り広げられる恋模様を観たからなのかもしれない。甘く切ない恋心と雑多な大阪ミナミ。この組み合わせがイイかんじなんである。何かが始まる予感。お笑いや粉もんだけじゃない魅力的なミナミを。

主題歌「Fly Me To MInami」をORANGE PEKOのナガシマトモコが軽快に歌って心に残る。まずは関西での先行ロードーショーが今週末14日(土)から。続いて東京公開は21日(土)から。どうぞお見逃しなく!
《text:Masako》

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