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水谷豊、新生“右京”に困惑…浅田次郎と初タッグ『王妃の館』来春公開!

ドラマ「相棒」シリーズなどで人気の俳優・水谷豊が、「いつも1つ上を行く作家」と絶賛する直木賞作家・浅田次郎が手がけた小説「王妃の館」の映画化作品で主演を務めることが明らかとなった。

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水谷豊(主演)×浅田次郎(原作)/映画『王妃の館』
水谷豊(主演)×浅田次郎(原作)/映画『王妃の館』
  • 水谷豊(主演)×浅田次郎(原作)/映画『王妃の館』
ドラマ「相棒」シリーズなどで人気の俳優・水谷豊が、「いつも1つ上を行く作家」と絶賛する直木賞作家・浅田次郎が手がけた小説「王妃の館」の映画化作品で主演を務めることが明らかとなった。

原作「王妃の館(上・下)」(集英社文庫)は1998年から2001年にかけて雑誌「メイプル」に連載された長編小説。舞台となるのは、パリ・ヴォージュ広場でおよそ300年の伝統と格式を誇るホテル“シャトー・ドゥ・ラレーヌ”。別名「王妃の館」と呼ばれるそこは、世界中の観光客が憧れるまさに最高級ホテルだ。

そんな最高級ホテルの知名度を利用して、倒産寸前の旅行会社が起死回生策として、「王妃の館」のスイートルームを利用できるツアーを企画。しかしこのツアー、昼と夜でダブルブッキングするという驚愕の策。完璧に見えたその計画だったが、それぞれのツアーの参加者は、いずれも一癖も二癖もある曲者揃い。その中でも一際個性の強い天才売れっ子作家・北白川右京が新作の取材旅行の為にこのツアーに参加しており――。

水谷さんが本作で演じるのは、天才売れっ子作家・北白川右京。「相棒」シリーズなどで魅せる、これまで水谷が演じてきた“右京”とは全く違う、新しい“右京”の誕生が本作の見どころの一つ。

当の水谷さんは、「役柄については(浅田さんとは)何もお話はしませんでしたが、とても喜んでいらっしゃいましたね(笑)。僕は長いこと、『相棒』で“杉下右京”という役柄を演じていますから、原作を読んだときは、“北白川右京”という役名に、『どうしたらいいんだろう…』と悩んだんですね。ただ、5秒後には『右京のままでいい』と決心がつきました。“右京”という名前にこだわりすぎて、敢えて名前を変えるのは原作にも失礼だと思いましたし、『相棒』と『王妃の館』は全く別の作品。この作品は、そういう小細工をしてはいけない作品だと思って取り組みました」とその時の心境を語っている。

一方の浅田さんにとってもサプライズだったそうで、「これは偶然の一致だったんです。“右京”という役名は、僕が原稿を書いたときには、水谷豊さんが演じることを想定して書いていませんでしたから、水谷さんが演じることが決まった時は、運命のようなものを感じました。ただ、普段『相棒』シリーズに親しまれている方は、かなり度肝を抜かれるかもしれませんね(笑)」とコメントを寄せている。

新“右京”も去ることながら、本作の最大の見どころとなるのは、ルーヴル美術館を始めとする、20日間に及ぶパリでの撮影だ。セーヌ川、ヴォージュ広場といったフランスの観光名所のいたるところで撮影を敢行したそうだが、中でも物語のベースとなる架空の豪華ホテル“シャトー・ドゥ・ラ・レーヌ”のモデルとなった、ホテル“パヴィヨン・ド・ラレーヌ”は原作執筆中に浅田さんが実際に宿泊したホテル。「徹底したリアリズムにこだわった」と浅田さんが語る程に重要な場所とあって、同ホテルでの撮影も行われた。

水谷さんは「パリに22泊もしたんです。とても素晴らしかったですね。パリに行くのは、25年振りでしたが、かつては英語など誰も使おうとしなかったのに、今では文化や時流が変わったのか、若い方はみんな進んで英語を使うんですね。そういう面でも凄く過ごしやすかったです。撮影には、現地の(フランス人)スタッフも25名程参加していましたが、日本のスタッフとフランスのスタッフが一緒に映画を作っている姿は、感動的でした。『映画は言葉や国境を越える』ということを何度も再認識しました」とふり返っている。

作品については、出来上がった脚本を見て浅田さんは「うまいこと料理されたもんだ」と感心したと言い、水谷さんは「とにかく、(シチュエーション)コメディです!」と語る。果たして、豪華絢爛なパリの街並みをどんな“右京”が闊歩するのだろうか?

『王妃の館』は2015年G.W、全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》

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