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【インタビュー】デイン・デハーン、ゾンビと化す彼女に恋「非現実的だけど、共感できる」

アンニュイで繊細なルックスに確かな演技力を兼ね備え、“レオナルド・ディカプリオの再来”ともいわれているデイン・デハーンの主演最新作『ライフ・アフター・ベス』。特殊な“チカラ”を思いがけず手にした高校生を演じた『クロニクル』や、悪に墜ちる

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『ライフ・アフター・ベス』(C)2014 LIFE AFTER BETH, LLC All Rights Reserved.
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アンニュイで繊細なルックスに確かな演技力を兼ね備え、“レオナルド・ディカプリオの再来”ともいわれているデイン・デハーンの主演最新作『ライフ・アフター・ベス』。特殊な“チカラ”を思いがけず手にした高校生を演じた『クロニクル』や、悪に墜ちるハリー・オズボーン役を演じた『アメイジング・スパイダーマン2』をへて日本でも注目を集める彼が、ゾンビの彼女に恋する異色の青春ラブコメディに挑んだことについて、ときおりキュートな笑顔を見せながらたっぷりと語ってくれた。

ザックは、最愛の恋人ベスをケンカ別れしたまま不慮の事故で亡くし、悲嘆に暮れていた。しかし数日後、思いがけない奇跡が起きる。ベスが墓穴から這い出し、両親と暮らした家に戻ってきたのだ! 神様がやり直しのチャンスをくれたと思い、これまで以上にベスを大切にしようとするザック。だが、次第にベスがゾンビとして成長していく姿に、少しずつ心が離れていくことに気づく。そんなとき、“生身の人間”である幼なじみのエリカに出会い…。

デイン・デハーンといえば、ライアン・ゴズリングの息子役を演じた『プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命』、ダニエル・ラドクリフとラブシーンを演じた『キル・ユア・ダーリン』など、近年、通好みの作品への出演が相次ぎ、物憂げな表情が「若き日のディカプリオを彷彿とさせる」と注目を集めている若手演技派。大作の『アメイジング・スパイダーマン2』では、アンドリュー・ガーフィールド演じるピーター・パーカーの親友ハリー役に抜擢されたことも記憶に新しい。

そんな彼が今回演じたのは、愛した彼女がゾンビになって戻ってきた(?)ことに戸惑いながらも突き放すことができない、ちょっぴり優柔不断なごく“フツー”の青年。これまでに彼が演じてきた多くの役柄とは、まったく異なるキャラクターだ。いわば、キャリア的にも異色といえる本作に出演した決め手は、いったい何だったのだろうか?

「僕が脚本を読むときに重視するのは、納得できるストーリー展開かどうかなんだ。この作品の設定は非現実的だけど(笑)、それに対するキャラクターはとても自然だったんだ。どのキャラクターも共感できる行動をとっている。だから脚本を読んですぐに演じたいと思ったよ!」と、デインは語る。




当初は驚愕し戸惑いながらも、やはり最愛の彼女が再び目の前に現れたのだから、それはうれしいはず!? 理性よりも愛の力が勝り、失った時間を取り戻すようにラブラブになる2人だったが、次第にベスが “ゾンビ化”し始めてくると、その関係は微妙になっていく。

「死から蘇った彼女の容貌は最初から少しヘンなんだ。やがて徐々に腐敗が進み、言動も常軌を逸してくる。その過程が面白いよね」と、まるで恋人の“ゾンビ化”を楽しんでいたかのように笑顔を見せる。

“ゾンビ化”する恋人ベスを演じた人気コメディエンヌ、オーブリー・プラザに関しては、「とても楽しい人だよ。そして肝がすわってる一方で、はにかみやでもあるね」と紹介。「彼女はゾンビ役を心から楽しんでたよ。それに全力で熱演してゾンビになりきっていた。ほかでは見たことのない彼女ならではのゾンビだよ」と、彼女の“名演”を手放しで絶賛した。

また、本作には、『シカゴ』『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のジョン・C・ライリー、「サタデー・ナイト・ライブ」出身のモリー・シャノン、『男と女の不都合な真実』のシェリル・ハインズら、コメディにも定評のある俳優たちが集結し、幼なじみのエリカ役で『ピッチ・パーフェクト』のアナ・ケンドリック、ザックの兄カイル役で「クリミナル・マインド」シリーズのマシュー・グレイ・ガブラーも登場し、脇を固めている。

「皆、仲が良かったよ。この作品の素晴らしいところは、色んな味を持つ俳優たちが集まったところだね」と、デインは言う。「キャストもスタッフもジェフ(・バエナ監督)の脚本に惚れ込み、情熱を持って参加した作品なんだ。演じている時間は幸せな時間だったよ!」とふり返り、タイトなスケジュールながら充実した撮影だったことを伺わせた。

さらに、劇中ではゾンビ化したベスは音楽の趣味が変わり、スムーズ・ジャズを好むようになるという設定があるが、「以前、何かの記事でスムース・ジャズが持つ鎮静効果を知ったんだ。だから病院などでも流されてるらしいね。ゾンビは欲望のままに動く生き物だ。人間の複雑な心にジャズが作用するなら、単純なゾンビへの効果は計り知れないんじゃないかな(笑)」と大マジメに自説を展開し、お茶目な面を見せるひと幕も。

バエナ監督からは「本来であれば、コメディ俳優がやるような役だけど、くどくなるかもと思って、あえて彼を選んだ」と言われ、「おかげで浮ついた作品にならず、ストーリーに深みが出たと思う」と賛辞を贈られたデイン。

愛しているからこそ、すれ違う。実はそんな、ごく普遍的な愛の物語である本作に、等身大の誠実さと苦悩、そしてリアルさをもたらした彼の才能もまた、愛さずにはいられない。

『ライフ・アフター・ベス』は5月16日(土)より新宿シネマカリテにて公開。
《シネマカフェ編集部》

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