レオナルド・ディカプリオが新作『The Revenant』(原題)の中で動物の死体の中で眠るという迫真の演技を行ったようだ。同作品の中で熊に襲われ死にかけているところを置き去りにされたことで共に仕事をしていた仲間たちに復讐を誓う毛皮猟師の役を演じているディカプリオは、カナダとアルゼンチンで行われた9か月の撮影の間にいままで経験したことのないような難しいことに挑戦しなくてはならなかったと語る。「いままでやらなくてはいけないことの中でも最も難しかったことが30から40くらいあったよ。例えば凍りつくほど冷たい川の中を出たり入ったりしなくてはいけないとか、動物の死体の中で眠るとか、撮影の中でいままで食べたことのないモノを食べなくてはいけなかったりとかね。撮影中ずっと寒かったから低体温症状態だったよ」。さらにディカプリオはヤフー・ムービーズのインタビューの中で、作品内で見られる自身の多くのリアクションは本物であると続け「当たり前だけど、普段からしょっちゅうバイソンの生の肝臓を食べたりすることなんてないんだ。みんなこの作品を見たら僕がリアルにどんな反応をしたのか見ることが出来るよ。アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督はその反応も作品の中に入れているからね。それが全てを語ってるよ。本能的な反応だったからね」と話す。そんな恐ろしい経験をしたディカプリオだが、トム・ハーディやドーナル・グリーソンらと共演のこの作品に出演したことは全く後悔していないようで「最近の作品の中でみんなが見たことのない最もユニークな作品になるはずだよ」と自信を語っていた。(C) BANG Media International