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樹木希林、無償でイベント出席 沖縄出身20歳の映画監督にエール

女優の樹木希林が3月3日(木)、都内で行われた『人魚に会える日。』の公開記念イベントに出席。本作には出演していないが、沖縄出身で、現在20歳の仲村颯悟監督の“直談判”に心動かされ、無償でのイベント出演を決めたと明かした。

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女優の樹木希林が3月3日(木)、都内で行われた『人魚に会える日。』の公開記念イベントに出席。本作には出演していないが、沖縄出身で、現在20歳の仲村颯悟監督の“直談判”に心動かされ、無償でのイベント出演を決めたと明かした。

「一生懸命な若者に手を貸せれば。実は今日、ダブルブッキングしていたんだけど(笑)、(出演料が)無料だと聞き、そのほうが荷が重くないと思った」と樹木さん。映画は普天間基地移設予定地である沖縄の架空の町「辺野座」を舞台に、基地の存在は当たり前という思いと、海や自然への敬意の間で葛藤する高校生たちの姿を描く。

13歳で監督した『やぎの冒険』がビートたけしから絶賛された仲村監督が、2年前に大学進学のために上京し、「沖縄のことなんて、誰も知らない。ならば、伝えなくてはいけない」と言う思いにかられ、製作を決意した本作。学生有志たちとの完全な自主制作映画だが、歌手のCoccoをはじめ、沖縄で活躍する俳優も数多く出演している。

樹木さんは「沖縄の空気感がいいし、出ている人たちが皆イキイキしていて、触発されるなあ。もちろん、粗削りな部分もあるけど、仲村監督にしか撮れない映画だし、いま公開される意味がある。私自身も、無知を恥じました」と若き俊英が撮りあげた本作の意義を強調した。

仲村監督が「僕らは、基地のある沖縄しか知らない世代として、(基地問題について)もがいているし、どうにかしたいと思っている。僕のなかでは、すごくいい作品になった」と胸を張ると、樹木さんは「自分の仕事を明確に自慢できるなんて、若いっていいですね」と目を細めた。その一方で、「今後、いろんな壁が待っているから、それを突き抜ける才能を開花させて。お金もうけに巻き込まれることもあるから、どうか気をつけて、いい作品を作り続けて」と“希林節”でエールをおくった。

『人魚に会える日。』は公開中。
《シネマカフェ編集部》

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