女優の波瑠が、主演を務めるNHK連続テレビ小説「あさが来た」の撮影中、周囲の雑音に悩まされながらも演技に取り組んだ思いを明かした。ヒロインの白岡あさを演じ、5日にクランクアップした波瑠さん。23日(水)に更新したブログでは、約10か月におよんだ撮影期間をふり返った。両替屋だった加野屋から加野銀行を設立し、寄付金集めに難航していた女子大学設立も実現させたあさ。23日の放送では加野屋が営む生命保険事業を他社と合併し拡大するまでが描かれた。女性起業家のパイオニアとして知られる実業家の広岡浅子をモデルにしたあさを演じ切った波瑠さんは、「ものを形にしていくっていうのは、人が思うよりずっと熱量がいること。そして同時に犠牲が必要なもの、とわたしは思います」と、銀行にせよ、女子大学にせよ、そしてドラマにせよ、何かを作り上げることに共通する大変さについてしみじみとつづった。波瑠さんは「あさ、という女性を演じているあいだは、誤解されても、誰かに嫌われてしまっても、そんなことは気にしていられませんでした」と、脇目もふらず取り組んだ撮影期間をふり返り、「わたしという人が好かれるために作っているドラマではなかったし、好かれようが嫌われようが、とにかく作り上げなくちゃいけない。それだけがわたしにできることでした」と女優としての思いを明かした。同ドラマで突如として人気女優のひとりとなっただけに、周囲からは誤解を受けることもあったのだろう。「きっと器用な人だったら、誰も不快にさせることなく全うできるのかもしれませんけど。誰から見てもいい子、いい人でいる事だけが、全てではないのかもしれないなと、考えたりしました」「作り話がどこまでも歩いて行ってしまうことも知りました。そんなところにわたしはいないのに」と悩みもしたようだ。しかし、あさという役に没頭していた波瑠さんは「格好良く聞こえるかもしれませんけど、余裕がなさすぎてかまってられなかっただけだと思います。笑」と、結果的にそうした周囲の雑音に自分を見失うことはなかった。「相手にしないという戦い方もあるのかなと、学んだような気がします。何事も経験です」と、また一歩、女優として成長したようだ。
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