※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

【インタビュー】サイモン・ペッグ 脚本家・俳優を両立しながら“映画をつくる”喜び

映画愛に溢れていて、穏やかで、ユーモラス。そんなサイモン・ペッグが来日を果たしたのは、『スター・トレック BEYOND』のプロモーションを行うためだ。このシリーズ最新作に、サイモンはキャストとしてだけでなく、脚本家としても関わった…

最新ニュース インタビュー
注目記事
サイモン・ペッグ『スター・トレック BEYOND』/photo:Nahoko Suzuki
サイモン・ペッグ『スター・トレック BEYOND』/photo:Nahoko Suzuki
  • サイモン・ペッグ『スター・トレック BEYOND』/photo:Nahoko Suzuki
  • 『スター・トレック BEYOND』(c) 2016 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.STAR TREK and related marks are trademarks of CBS Studios Inc.
  • サイモン・ペッグ『スター・トレック BEYOND』/photo:Nahoko Suzuki
  • 『スター・トレック BEYOND』(c) 2016 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.STAR TREK and related marks are trademarks of CBS Studios Inc.
  • サイモン・ペッグ『スター・トレック BEYOND』/photo:Nahoko Suzuki
  • 『スター・トレック BEYOND』(c) 2016 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.STAR TREK and related marks are trademarks of CBS Studios Inc.
  • サイモン・ペッグ『スター・トレック BEYOND』/photo:Nahoko Suzuki
  • 『スター・トレック BEYOND』(c) 2016 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.STAR TREK and related marks are trademarks of CBS Studios Inc.
さすがは“男と女”を分かっているサイモン? 「僕自身はクールなんだけどね! いや、残念ながらそうでもないな…」とうなだれつつ豪快に笑うが、女性に理解ある(!)脚本家サイモン・ペッグであることと女性を分かっていない(?)スコッティの両立は、さぞ難しかったのではないだろうか。
「僕の撮影があるときはダグに脚本家としての判断を任せ、それ以外のときは僕も脚本家として撮影に立ち会った。でも、言うほど簡単に切り替えができるはずもなく、自分の撮影シーンにも脚本家として意見を出したり、キャストが僕に脚本のことを聞きに来ることはあったよ。とは言え、自分の撮影シーンは休暇みたいな気持ちだった。キャスト仲間とくつろげるし、演じること自体が僕にとっては楽しみ以外の何物でもないから。もちろん、脚本家であることも楽しんでいるよ。次の『スター・トレック』の脚本にはスケジュールの都合もあって関われないけど、ダグとはまた一緒に何かを書きたいと思っている」。

演じることが楽しい。物語を書くことが楽しい。俳優として、脚本家として、サイモンは常に映画作りを楽しんできた。彼に負けず劣らず、映画作りを楽しむ仲間たちと共に。
「エドガー・ライトやニック・フロストは僕の大切な仲間。彼らと一緒に作った『ショーン・オブ・ザ・デッド』を見て、J.J.エイブラムスは『M:i:lll』に僕を誘ってくれたんだ。そして、J.J.と真の友となり、『スター・トレック』『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』にも出演できたのだから、やはり出会いは大事だし、仲間の存在は大きいと思う」。

それにしても、映画の中の彼からも常々感じていたことだが、サイモン・ペッグの声は非常にセクシーだ。こう指摘されることも多いのでは? と訊くと、「う~ん、ときどきね。…フハハハハ!」と照れ隠し。「自分ではずっと耳にし続けているものだから、もはやよく分からないし、むしろ嫌気もさしているけど…(笑)」と続ける。
「映画の中の自分の声を聴いたり、録音したものを聴いたりするのは妙な気分。実際とはちょっと違うなって違和感を覚えるしね。子どもの頃、初めて自分の声を聴いたときも、妙な感じがしたな。でも、褒めていただいたのは素直に嬉しいです。ありがとう(笑)」。

そんなサイモンが大事にする“声”とは? それは、「心からの声で語ること」だという。
「脚本家としても、俳優としても、語る物語が心からのものであるよう僕は心掛けている。そこには、真実が伴っていなくてはならないと思うんだ」。

「たとえそれが『スター・トレック』のようなファンタジーでもね。感情の真実や社会を反映した真実は、どんな物語にも必ず根づいているべきものだから」と、やはりいい声で言うサイモン。「いいSFはロボットや宇宙船よりも、人間について語っている」とも語る彼の真実が、『スター・トレック BEYOND』には根づいている。
《text:Hikaru Watanabe/photo:Nahoko Suzuki》

関連記事

特集

【注目の記事】[PR]

特集

page top