『デッドプール2』にも出演!忽那汐里、ポッキーガールから国際派女優へ

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忽那汐里(C)Getty Images
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  • Netflixオリジナル映画『アウトサイダー』
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  • 忽那汐里/映画『ねこあつめの家』完成披露試写会
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女優・忽那汐里といえば…オーストラリア生まれのバイリンガル女優? キレキレダンスで話題を呼んだ“ポッキーガール”? 社会現象ドラマ「家政婦のミタ」の“長女”? 記憶に新しいところでは『キセキ -あの日のソビト-』の菅田将暉の恋人役?

それが今年は海外作品での活躍がめざましく、ついに“ハリウッド女優”“国際派女優”という冠言葉が付くことになりそうだ。忽那さんのこれまでの軌跡とともに、今年公開される3作品に注目した。

「ポッキー」CMや「家政婦のミタ」で話題に!



忽那汐里(C)Getty Images
1992年、オーストラリア・シドニーに生まれた忽那さんは、2006年、人気モデルや俳優が多数所属するオスカーコーポレーションの「第11回全日本国民的美少女コンテスト」で審査員特別賞を受賞した。同じ年にはモデル部門賞とマルチメディア賞をW受賞した武井咲、演技部門賞の宮崎香蓮がおり、過去に審査員特別賞に輝いた“先輩”には米倉涼子や上戸彩がいる。

2007年には「3年B組金八先生」第8シーズンで、自身さながらの帰国子女の生徒を演じて女優デビュー。その後、「あの子は誰?」とまず注目を集めたのが、江崎グリコの「第50代ポッキープリンセス」として出演したCMだ。かつて新垣結衣、石原さとみ、柴咲コウ、仲間由紀恵ら人気女優などが務めてきた「ポッキー」の新しい“顔”となり、「いきものががり」の「じょいふる」に乗せて、ミニスカートもお構いなしにキレキレのダンスを披露する姿が話題となった。ちなみに、先日亡くなった大杉漣さんも「メンズポッキー 大杉漣」篇に出演していた。

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以降、TVドラマでは「太陽と海の教室」「メイちゃんの執事」「家族ゲーム」「ビター・ブラッド」などのほか、大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」にも出演。特に印象深いのは、最終回の視聴率が40%を記録した大ヒットドラマ「家政婦のミタ」(2011)だ。阿須田家にやってきた家政婦の三田(松嶋菜々子)や母の死の原因となった父(長谷川博己)の不貞に反発し、時に自暴自棄な行動をとりながらも、やがては三田によって変わっていく長女・結を好演。きょうだい役の中川大志や本田望結とともに脚光を浴びた。

キネ旬ベスト・テンや日本アカデミー賞ほか映画新人賞を続々獲得


スクリーンデビューは2009年の『守護天使』(監督:佐藤祐市)。2010年には、池松壮亮&大泉洋と共演した『半分の月がのぼる空』(監督:深川栄洋)で難病を抱えるヒロイン・里香役、『BECK』(監督:堤幸彦)で主人公“コユキ”こと田中幸雄(佐藤健)の恋人・南真帆役を演じ、期待の新人俳優に贈られるTAMA映画祭・最優秀新進女優賞を受賞。同時に受賞した安藤サクラとは、2013年『ペタル・ダンス』(監督:石川寛)で共演を果たしている。

忽那汐里(C)Getty Images
2012年には『少女たちの羅針盤』(監督:長崎俊一)、『マイ・バック・ページ』(監督:山下敦弘)にて第85回キネマ旬報ベスト・テン新人女優賞、『マイ・バック・ページ』にて第66回毎日映画コンクール新人賞を獲得。宮澤賢治原作のアニメーション作品『グスコーブドリの伝記』で初の声優も務め、映画ファンにも認知される存在となった。

忽那汐里/映画『ねこあつめの家』完成披露試写会
さらに、2014年には第37回日本アカデミー賞にて菅田将暉、綾野剛、黒木華、星野源らと新人俳優賞を受賞。その対象となった作品は『つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語』(監督:行定勲)と『許されざる者』(監督:李相日)で、前者では艶という女性と逃げた父(阿部寛)と母(大竹しのぶ)に対して複雑な感情を抱える女子大生の麻千子を瑞々しく演じた。さらに、クリント・イーストウッド監督の同名作品をリメイクした後者では、渡辺謙、佐藤浩市、柄本明ら錚々たる俳優と共演し、顔に傷を負わされる女郎のなつめ役を熱演、「何か大きなものと戦った現場」であり、その体験は「大きな財産」と後にふり返っている。

次第に活躍の場は海外へ!2018年は3作品に出演


そして2015年には、台湾の名匠ホウ・シャオシェン監督のもと台湾・中国・香港合作『黒衣の刺客』に参加、ホウ監督は第68回カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞した。インターナショナル版では忽那さんが演じた遣唐使の青年(妻夫木聡)の妻の回想シーンはカットされてしまったのだが、ホウ監督たっての希望で日本公開版ではそのシーンが無事復活。

内野聖陽&忽那汐里/『海難1890』- (C) 2015 Erutugrul Film Partners内野聖陽&忽那汐里/『海難1890』- (C) 2015 Erutugrul Film Partners
続く、日本・トルコ合作の『海難1890』(監督:田中光敏)では、主要キャストとして1人2役を演じる大役を果たした。忽那さんが演じたのは、明治時代の1890年、和歌山県串本町沖で起きた「エルトゥールル号海難事故」 で人命救助に尽くした、声を発せられないハルと、1985年、イラン・イラク戦争のただ中でイランの日本人学校教師を務める春海という2人の女性。トルコ人俳優のカナン・エジェとともに、2つの時代で両国の絆を見つめる存在となった。

2016年には、『スモーク』で知られる香港出身ウェイン・ワン監督のもと、ビートたけし&西島秀俊と『女が眠る時』で共演。たけしさんと年の離れた恋人役となり、異様で妖艶な雰囲気を放ちながらスランプの小説家(西島さん)と観客の心を乱しまくった。こうした作品で少しずつ頭角を表してきた忽那さんだが、今年はよりステップアップした姿を目にすることになりそうだ。

『女が眠る時』 - (C) 2016 映画「女が眠る時」製作委員会『女が眠る時』(C) 2016 映画「女が眠る時」製作委員会

■Netflixオリジナル映画『アウトサイダー』 3月9日(金)配信



Netflixオリジナル映画『アウトサイダー』Netflixオリジナル映画『アウトサイダー』
オール日本ロケで撮影された『アウトサイダー』(原題:『The Outsider』)がNetflixにて全世界同時配信。

『ヒトラーの忘れもの』で第89回アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされたマルティン・サンフィリートが監督を務め、主演は『ダラス・バイヤーズクラブ』でアカデミー賞に輝いたジャレッド・レト。終戦後の大阪、囚われの身から解放された米兵・ニックが“極道”としての人生歩み始める物語となり、忽那さんはニックに仕事を与える清(浅野忠信)の妹、美由を演じる。予告編にはジャレッド演じるニックとのドライブシーンやベッドシーンも登場しており、さらに大人びた忽那さんの姿を目にすることができそう。

■日米合作『オー・ルーシー!』 4月28日(土)公開



『オー・ルーシー!』(c) Oh Lucy,LLC『オー・ルーシー!』(C) Oh Lucy,LLC
第70回カンヌ国際映画祭批評家週間にて上映された寺島しのぶ主演作。監督の平柳敦子は、桃井かおりを主演にした短編『Oh Lucy!』がカンヌなどで注目された気鋭。同作に新たな物語を書き加え、主演に寺島さん、共演に南果歩、役所広司、『ブラックホーク・ダウン』のジョシュ・ハートネットを迎えて長編デビュー作として再構築した。

英会話講師に恋してしまう独身女性・節子を演じた寺島さんは、米インディペンデント・スピリット・アワードで『スリー・ビルボード』のオスカー女優フランシス・マクドーマンドらと主演女優賞にノミネートされる快挙。また、節子の姪・美花を演じた忽那さんも、昨年12月、マカオ国際映画祭にてアジアで国際的に活躍する若手俳優に贈られる「バラエティ・アジア・スター・アップ・ネクスト賞」に日本人で唯一選出された。

■マーベル作品『デットプール2』(仮)にも出演! 6月公開



『デッドプール2』(仮題) (C)2017 Twentieth Century Fox Film Corporation All Rights Reserved『デッドプール2』(仮題)(C)2017 Twentieth Century Fox Film Corporation All Rights Reserved
マーベル・コミックスの“異端”ヒーローを主人公に、R指定作品ながら日本をはじめ世界的にも大ヒットした『デッドプール』(2016)の続編にも出演が決定! 引き続きライアン・レイノルズが主演を務めるほか、『アベンジャーズ』シリーズのジョシュ・ブローリンがケーブル役として参戦。これまで解禁されている映像では確認できておらず、演じるキャラクターは謎に包まれているが、米メディアによれば「重要な役」とのこと。ついにメジャースタジオ作品に初参加することに!

そういえば、『海難1890』の田中監督は「トルコの編集マンたちが口々に言っていたことは、まさしく彼女はスクリーンを通して発信できる、そういう力を持っている人」「ぜひとも、どんどん海外で活躍してほしい」と激賞を贈っていた。また、忽那さん自身、「伝える側の人間でいたいって最近、特に思います。そういう意味で映画に携われるって一番幸せです。言葉ではうまく言い表せないけど、すごく大きな歴史に関わっているようで…」と映画での表現について語っていたこともある。

忽那汐里(C)Getty Images
「TVから消えた」とネット上ではさまざまな憶測が飛び交っているが、海外で撮影する機会が多ければ、日本のTVでレギュラー出演が困難になるのは仕方がないだろう。先日のアカデミー賞授賞式で作品賞を獲得したギレルモ・デル・トロ監督が、“映画という芸術とこの業界の素晴らしいところは、引かれた境界線を消すことができること”と話していたが、すでに忽那さんはそれを体現してみせているのかもしれない。
《text:cinemacafe.net》

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