“Born in Evin”は、イラン系ドイツ人の女性監督による作品。彼女は自分がイランの刑務所で生まれたと聞かされているものの、母親はそのことについて語りたがらない。79年のイスラム革命時に両親は政治犯として投獄され、母親は獄中で出産したという。しかし母親は詳細を話そうとせず、監督は自分の人生のブランクを埋めるべく映画を作ることにする。そして調査の過程で、当時の刑務所の酷い実態が明らかになってくる…。
・金熊賞(グランプリ):“I Was At Home, But” ・監督賞:ワン・シャオシュアイ ・脚本賞:フランソワ・オゾン ・女優賞:“God Exists, Her Name is Petrunya”の女優 ・男優賞:“So Long, Our Son”のワン・ジンチュン ・次点:“System Crasher”