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今回解禁となった予告編では、刺激的な映像とスリリングなセリフの数々によって、まるで幻覚を見ているかのような世界に引き込まれていく。
クリストファー・アボット演じる殺人衝動を持つ男が、ミア・ワシコウスカ演じる自殺願望を持つ女に襲い掛かるシーンから始まり、アイスピックを振りかざす女、床に打ち付けられる男…とサスペンスフルな映像が続く。後半では、凄惨な描写のバックで流れる明るい音楽が作品全体に漂う狂気を一層際立たせている。

本作について原作者の村上龍さんは「演技、演出、キャメラ、そして音楽、抑制され、かつ正確だった。『ピアッシング』という物語のテイストが理解されていると感じた。単に原作に忠実というわけではなく、不思議な感覚があった。わたしが原作を書くときに思い浮かべたイメージが、スクリーンに再現されている、そんな感覚だ」とコメント。

また、「ホラー映画とカテゴライズされるのだろうが、残酷さの裏側、狂気の最深部に潜んでいる『人の優しさ』が、さりげなく描かれる。タイトルバック、エンドロールのビルの映像には驚いた。すばらしい」と絶賛の声をあげた。

予告編と同時にポスタービジュアルと場面写真も解禁。洗練されたスタイルで、サイコスリラーとしてのイメージをさらに増幅させるポスターも話題性十分。通常の映画ポスターらしからぬ、インテリア・アートといってもおかしくないデザインに、配置されたアイスピック、下着、電話は何を意味するのか…? ますます作品内容への妄想が膨らむ。

予告編では思わず目を瞑ってしまいそうなシーンの連続だが、果たして本編では最後まで目を開けて見ていられるだろうか。手に汗握る極限の緊迫感を是非劇場で体感してみて。
『ピアッシング』は6月28日(金)より新宿シネマカリテほか全国にて公開。