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今年の主役はエル・ファニング!カンヌ国際映画祭の華やかなレッドカーペット

5月14日から25日まで開催された第72回カンヌ国際映画祭。会場となった南フランスのリゾート地に集ったセレブたちは、今年も華やかに着飾ってレッドカーペットに現れた。

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エル・ファニング (C) Getty Images
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5月14日から25日まで開催された第72回カンヌ国際映画祭。会場となった南フランスのリゾート地に集ったセレブたちは、今年も華やかに着飾ってレッドカーペットに現れた。

今回の主役は、なんといっても史上最年少の21歳でコンペティション部門の審査員を務めたエル・ファニング。出品作21本の審査という責務に加えて、記者会見にフォトコール、公式上映にパーティ…と連日何度もドレスアップしなければならず、期間中に体調を崩して失神してしまったほど。

体調不良の一因は「プラダ(PRADA)」の1950年代のヴィンテージ・ドレス。幸いすぐに回復し、エル本人がアップしたインスタグラムには「ドレスがきつすぎる」とハッシュタグが付けられていた。斬新さよりもオーソドックスかつアイコニックなスタイリングがテーマだったようだ。

エル・ファニング (C) Getty Images
象徴的だったのが1940年代に「クリスチャン・ディオール(Christian Dior)」が打ち出した“ニュールック”を再現したスタイル。なんと450時間もかけて、アイボリーのシルクオーガンザのブラウスとナイトブルーのチュールのスカートを作製したという。

エル・ファニング (C) Getty Images
映画祭初日、審査員が勢揃いした日中のフォトコールでも、「ディオール」のオートクチュールのブラウスとスカートで臨んだエル。期間中、昼の時間帯は「マーク・ジェイコブス(MARC JACOBS)」の花柄のアンサンブル、「ポール・カ(PAULE KA)」のAラインのミニドレスとコート、ほかにも「ミュウミュウ(MIU MIU)」、「サンドロ(SANDRO)」などを着ていた。

エル・ファニング (C) Getty Images
オープニング・セレモニーでは「グッチ(GUCCI)」のピーチカラーのロングドレス。ウエストを花の刺繍でマークし、長いケープが印象的。夕方以降の装いは「ヴァレンティノ(VALENTINO)」、「ディオール」、「ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)」などのロングドレスにショパールのジュエリーを合わせた。

エル・ファニング (C) Getty Images
クロージング・セレモニーでは、リーム・アクラドレスをチョイス。髪を高い位置でシニョンにして、ドレスとマッチするケープをまとった姿はプリンセスそのものだった。

エル・ファニング (C) Getty Images
レオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットW主演のクエンティン・タランティーノ監督最新作『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』でシャロン・テートを演じたマーゴット・ロビーは「シャネル(CHANEL)」のシークインのパンツ。パンツの色に合わせたブラックリボンにバラのアクセサリーがポイントのトップを合わせた。

マーゴット・ロビー (C) Getty Images
カンヌのレッドカーペットには、ハイヒールを履いていないと入場拒否、など厳しい不文律がある。時代にそぐわないとして毎年のように物議を醸し、近年はジュリア・ロバーツやクリステン・スチュワートが裸足で歩いてみせたが、今年その暗黙のルールに対抗したのはマリオン・コティヤール。完全セパレートでおなかを見せるスタイルはほとんど見かけない中、マリオンは公式上映のレッドカーペットにおへそが見えるほど短いトップスとショートパンツ(「ルドヴィック ドゥ サン セルナン(Ludovic De Saint Sernin)」)という大胆なスタイルにバルマンの着物スタイルのロングジャケットを羽織って登場。ダメージ加工したデニムのジャケットともども強烈なインパクトを残した。

マリオン・コティヤール (C) Getty Images
トレンドは、ロングドレスに深く入ったスリット。女優賞を受賞したエミリー・ビーチャムはハイネックとパフスリーブにシークインが施されたシルバー・ドレスの裾にやや控えめなスリットが入っていた。

エミリー・ビーチャム (C) Getty Images
14日(現地時間)のオープニングのレッドカーペットではセレーナ・ゴメスが「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」の白のビスチェとキルティング加工を施したスカートにもスリットが。

セレーナ・ゴメス (C) Getty Images
アンバー・ハードは、ドレスとレザーアイテムの組み合わせが印象的。「クレス・イヴェルセン」のサイハイスリットのシークインドレスには太いレザーベルト、「エリー・サーブ(Elie Saab)」のワインカラーのワンショルダーのスプリットドレスには同色のニーハイブーツを合わせた。

アンバー・ハード (C) Getty Images
脚見せスタイルでは、「サンローラン(Saint Laurent)」のゼブラ柄のミニドレスやブラックレザーのショートパンツで長い脚を強調したシャルロット・ゲンズブールシェイリーン・ウッドリーの黒タキシードにインスパイアされた「ディオール」のドレスも個性的だった。

シェイリーン・ウッドリー (C) Getty Imagesシェイリーン・ウッドリー
ステイシー・マーティンの「ディオール」の赤、ベラ・ハディッドが『ロケットマン』の公式上映で着た白の「ディオール」、映画祭と同時期に開催されるamfAR(米国エイズ研究財団)主催のガラ・パーティに出席したケンダル・ジェンナーの「ジャンバティスタ・バリ(Giambattista Valli)」と「H&M」のコラボによるピンクのドレスなど、チュールをたっぷり使ったドレスも目立った。

ベラ・ハディッド (C) Getty Imagesベラ・ハディッド
スワロフスキー(SWAROVSKI)」のクリスタルを23万個あしらった「バルマン(BALMAIN)」のドレスを選んだミラ・ジョヴォヴィッチ、フォトコールもレッドカーペットも「シャネル」で揃えたペネロペ・クルス、様々なブランドの多彩なスタイルに挑戦したクロエ・セヴィニーなど大人世代の着こなしも見応えあり。ルールに縛られすぎず、それぞれのユニークな個性を主張するファッションで楽しませてくれた12日間となった。

ペネロペ・クルス (C) Getty Imagesペネロペ・クルス
《冨永由紀》

好きな場所は映画館 冨永由紀

東京都生まれ。幼稚園の頃に映画館で「ロバと王女」やバスター・キートンを見て、映画が好きになり、学生時代に映画祭で通訳アルバイトをきっかけに映画雑誌編集部に入り、その後フリーランスでライター業に。雑誌やウェブ媒体で作品紹介、インタビュー、コラムを執筆。/ 執筆協力「日本映画作品大事典」三省堂 など。

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