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役所広司が語り『米軍が最も恐れた男 カメジロー不屈の生涯』公開決定

戦後の沖縄で米軍の圧政に真っ向から挑んだ瀬長亀次郎の生涯に迫った新作『米軍(アメリカ)が最も恐れた男 カメジロー不屈の生涯』の公開が決定した。

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戦後の沖縄で米軍の圧政に真っ向から挑んだ一人の男・瀬長亀次郎の戦いの姿を描いたドキュメンタリー『米軍(アメリカ)が最も恐れた男 その名は、カメジロー』から2年。この度、瀬長亀次郎の生涯と日本復帰直前の激動の沖縄に迫った新作『米軍(アメリカ)が最も恐れた男 カメジロー不屈の生涯』の公開が決定した。

前作が公開されると、カメジローの地元・沖縄の桜坂劇場(那覇市)には猛暑にも関わらず何百メートルもの長蛇の列ができ、列に並んだおじいやおばあたちは「カメさんに会いに来た」と口々に話していた本作。いまもなお沖縄県民に寄り添い、ともに生きる彼の不屈の精神を感じさせるドキュメンタリーは、東京、大阪、名古屋、札幌、京都、神戸をはじめ全国に伝わり、大きなブームを巻き起こした。

-(C)TBSテレビ前作『米軍(アメリカ)が最も恐れた男 その名は、カメジロー』より
そして、新作『米軍(アメリカ)が最も恐れた男 カメジロー不屈の生涯』では、カメジローが残した230冊を超える詳細に書き記された日記を読み解き、政治家としての一面だけでなく、妻や娘らと過ごす日常や、夫や父親としての様々な顔に迫り、彼の不屈の精神の根底にあるものを浮かび上がらせる。

また、前作では描かれなかった、沖縄の歴史を語るには欠かせない教公二法阻止闘争、毒ガス移送問題やコザ騒動、沖縄と核など、返還へ向けて進んでいく熱い闘いや、カメジローと当時の佐藤栄作首相の国会での迫力ある魂の論戦が12分間にわたり映し出され、沖縄の心、そして現在もなお解決されない事象の原点を浮き彫りにしていく。

音楽は前作と同じく坂本龍一が担当、「Sacco」に加え、新たに書きおろした曲「Gui」がカメジローの不屈の生涯を静かに熱く奏でる。

坂本龍一-(C)Getty Images
さらに日本映画界きっての名優・役所広司が語りとして参加。役所さんの力強くも、優しさを秘めた語りが胸に響くものとなっている。

役所広司
前作を鑑賞した人々からの「家庭でのカメジローの顔を知りたい」「どうして、こんなに不屈の精神を宿すに至ったのか?」、そして「かっこ悪いカメジローもみてみたい」といった“人間”カメジローをもっと見たい、という声に押されたという佐古忠彦監督。

「前作でご覧いただいた、国会論戦で時の首相に激しくぶつかっていった亀次郎の姿に、多くの人が快哉を叫んだが、その魂の言葉を生みだした原点も日記に残されていた。亀次郎は、何のためにこれほど不屈に一本の道を歩み続けたのか。その先に何があったのか。沖縄の歴史と亀次郎の言葉が、その答えを導き出す。そして、それは、後世へのメッセージとなって語りかけてくる」とコメントを寄せている。

『米軍(アメリカ)が最も恐れた男 カメジロー不屈の生涯』は8月17日(土)より沖縄・桜坂劇場にて先行公開、24日(土)より東京・ユーロスペースほか全国にて順次公開。
《シネマカフェ編集部》

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