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【MOVIEブログ】映画好きな人の人柄が一発でわかる質問

現役大学生による東京国際映画祭のオフィシャル宣伝部隊・学生応援団。この学生応援団の新メンバーの面接で、その人となりが一発でわかる質問を思いつきました。

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真剣に面接している現メンバー
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現役大学生による東京国際映画祭のオフィシャル宣伝部隊・学生応援団。
先週この学生応援団の今年の新メンバーの面接を行いました。

面接は学生応援団の現メンバーが新メンバーに応募してきた学生たちと行うもので、学生と学生という構図でやっていましたが、僕もそこにオブザーバーとして参加させてもらいました。

東宝でも過去に面接官をやったことはありましたが、学生を相手にしたのは初めてだったので、とても新鮮、かつ、ためになりました。学生が学生を一生懸命面接している姿も微笑ましかったし、面接を受けに来ている方もガチガチに緊張している子や全然そうでない子もいたりして、バラエティがあって面白かった。でも、全員に共通していたのは、映画のことを語るときには須らくとても良い顔になっていたことでした。あぁ、みんな本当に映画のことが好きなんだなぁと、これは伝わってきました。嬉しかったです。

で、僕の方では最後に1つだけ質問をさせてもらっていました。
ちょっと難しい質問です。

「自分らしいなと思う映画を1本挙げて下さい」

しかしながら、我ながら、これが見事なまでに良い質問で、この質問の答えを聞いていると、その人の人となりや映画への愛情の深さが一発でわかったのでした。

まず、答として挙げてくる映画で、どのくらいの映画ファンかがある程度わかります。『ハリーポッター』と答える子もいれば、『百万円と苦虫女』と答える子もいたりで、その子たちの嗜好性もそこでわかります。そして、その後に何故そう思うのかを説明してもらったのですが、ここで自分が挙げた映画のことを簡潔に他人に説明しなければならなくなるので、今度はそこで彼らのプレゼン力がわかります。そして、最後にそれを自分のキャラクターに結び付けていくので、そこで論理性も計ることができます。

こうやって訊いていくことで、自分の好きな映画というもので自分を表現してもらうことになるので、彼らの映画への人生観がどうしたって投影されますし、答えている様子も含めて最終的には人となりも手に取るようにわかりました。

今回この答として『ガタカ』と答えた子がいました。
僕も大好きな映画なんですが、彼が言ったのは「自分は不可能に挑戦する人間です」ということでした。なるほど、と思わず頷いてしまいました。この映画をまだ観ていない方がいたら、この機会にぜひご覧ください。本当に素晴らしい映画ですし、観た後には僕と同様に彼の答には深く頷くことと思います。

みなさんもご自身や周りの友人などにも訊いてみて下さい。
映画会社の人事担当者はぜひこちらお試し下さい。笑
《text:Yusuke Kikuchi》

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