「恐れを受け入れてそれを乗り越えた人」ロザムンド・パイクが伝説の記者を語る『プライベート・ウォー』

ロザムンド・パイクを主演に、英国サンデー・タイムズ紙の“伝説の戦場記者”メリー・コルヴィンの半生を描く『プライベート・ウォー』。メリーとは一体どんな人物だったのか? 彼女を演じたロザムンドからもコメントが到着した。

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『プライベート・ウォー』 (C)2018 APW Film, LLC. ALL RIGHTS RESERVED
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  • メリー・コルヴィン本人『プライベート・ウォー』(C)Bryan Adams/Camera Press/アフロ
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ロザムンド・パイク主演、シャーリーズ・セロン製作で英国サンデー・タイムズ紙の“伝説の戦場記者”メリー・コルヴィンの半生を描く『プライベート・ウォー』。本作で描かれるメリーとは一体どんな人物だったのか? 彼女を演じたロザムンドからもコメントが到着した。

>>『プライベート・ウォー』あらすじ&キャストはこちらから

メリー・コルヴィンはアメリカ合衆国ニューヨーク生まれ。名門エール大学を卒業し、人類学の学士号を取得。ジャーナリストを目指し、UPI通信社に入社する。28歳の若さでUPI通信社のフランス・パリ局長に任命され、その後、英国サンデー・タイムズ社に移籍する。

メリー・コルヴィン本人『プライベート・ウォー』 (C)2018 APW Film, LLC. ALL RIGHTS RESERVEDメリー・コルヴィン本人
世界中の戦地に赴き、レバノン内戦や湾岸戦争、チェチェン紛争、東ティモール紛争など世界中の戦場や紛争地などで危険な取材を重ねる。リビア・アラブ共和国の最高指導者で独裁者として有名なカダフィ大佐に、他国の記者として唯一取材を許されていた。

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2001年に、当時内戦中でジャーナリストの入国が禁止されていたスリランカでの取材中に砲撃を受け、左目を失明。PTSD(心的外傷後ストレス障害)に苦しみながら、それでも黒の眼帯をトレードマークに取材を重ね、包囲されて非常に危険な領域のその先にいる、国連軍も撤退する過酷な戦場の真っただ中に飛び込み、そこにいる人々の声を拾いに入っていき、世間の関心を紛争地帯に向けようと努めてきた。

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2012年2月22日、シリア内戦が起きていたシリア・ホムス市で反政府勢力を取材。ババアム地区に駐留し、衛星電話を介してBBC、チャンネル4、CNNおよびITNニュースの4局同時出演し、「今日、幼い子どもが死ぬ現場に居合わせました。爆弾の金属片が当たった本当に恐ろしい状況でした。彼は小さなお腹を波打たせながら、死んでいきました」と命懸けでシリアの現状を伝えた。そして、その数時間後、シリア政府軍の砲弾を受けて死亡。享年56歳だった。彼女は、権威ある英国プレス賞海外記者賞を3度も受賞した唯一の記者でもあった。

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黒い眼帯姿も特徴的な反逆精神溢れるメリーを全身全霊で演じ、第76回ゴールデン・グローブ賞(ドラマ部門)主演女優賞にノミネートを果たしたロザムンドは、「本当にすばらしく特別な女性の物語です。彼女は賢くて勇敢だけど普通の女性と同じような不安や悩みも抱えています」という。

「もしこれが聖人伝のようなものだったら私は関わりたいと思わなかったと思います。恐れを受け入れてそれを乗り越えた人だからこそすばらしいのです。恐れを知らない人の映画などおもしろくありません」と語り、メリーを「恐れを知っていてそれが毎日試される状況に自らを置く人」と表現する。そんなメリーの生き様を、スクリーンで確かめてみてほしい。

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『プライベート・ウォー』は9月13日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。
《text:cinemacafe.net》

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