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【MOVIEブログ】映画界における男女比とは?

カンヌの公式プログラムの「WOMEN IN MOTION」。東京国際映画祭で初開催となるこのイベントで日本映画界における男女比のデータなどが公表される予定です。

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「WOMEN IN MOTION」東京国際映画祭で初開催
「WOMEN IN MOTION」東京国際映画祭で初開催
  • 「WOMEN IN MOTION」東京国際映画祭で初開催
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先般の「#Me too」ムーヴメント以来、映画界におけるジェンダー論が話題になっていましたが、今年の東京国際映画祭では恐らく本邦初となるであろう、日本映画界における男女比のデータなどが公表される予定です。

アメリカでも南カリフォルニア大学アネンバーグ・コミュニケーション・ジャーナリズム学部が2016年にハリウッドにおける男女比や民族などに関するデータを発表したり、今年のカンヌ国際映画祭でも出品作品における女性監督の人数や映画祭事務局内における男女比を公表したりして話題になっていました。

グッチやサンローランなどを擁するグローバル・ラグジュアリー・グループであり、カンヌ国際映画祭のオフィシャルパートナーでもあるケリングさんが、2015年から発足させていた「WOMEN IN MOTION」。カンヌの公式プログラムでもあるこのイベントは、映画界やアート界の様々なポジションで活躍する女性たちに光をあてるアワード及びトークイベントで、女性として直面する困難や貢献のあり方、そして、それぞれの経験などを各界で活躍する女性たちに語ってもらうものになっているのですが、この「WOMEN IN MOTION」のトークイベントが東京国際映画祭で初開催されます。

東京国際映画祭でお迎えする女性は寺島しのぶさん、蜷川実花さん、スプツニ子!さんの3名で、いずれも世界を舞台に活躍されている方々で、まさに理想的なキャスティング。この方々が日本映画界における男女の在り方の現状に関してどんなトークを交わしてくれるのか? 本当に興味がつきないところです。

10月31日(木)の18時半からTOHOシネマズ六本木ヒルズのスクリーン9で行われる予定で、一般のお客様も無料で100名様まで見られますので、東京国際映画祭の公式サイトから申込んでみて下さい。

ちなみに、今年の東京国際映画祭での男女比は下記のようになっています。

■今年のエントリー作品における男女比
今年の応募総数は115の国と地域からで1804本。そのうち女性監督の作品は男女共同監督作品の22本を含めて385本

■今年の上映作品における男女比
今年の公式上映作品は170本でそのうち女性監督の作品は男女共同監督作品の8本を含めて23本

■今年の東京国際映画祭事務局スタッフの男女比
東京国際映画祭事務局で働くスタッフは、アルバイトやインターンは除いて、82人中男性34人、女性48人(9月1日時点)

僕が所属しているプロモーショングループで言うと、23名いて、男性が5名、女性が18名で女性の方が多いです。とはいえ、やはりまだ男性優位な面は多々あるかと。映画業界に限ったことではないと思いますが、女性がもっときちんと活躍できる環境を作っていくことが必要になってくるのではないでしょうか。

僕も映画業界最大手の東宝で男性社員として初の育児休暇を取りましたが、男性側からの意識改革もより必要になってくるかと。男性のみなさんがこのイベントを聞いてどう思うか? これも興味の尽きないところです。


【2019.10.7】
《text:Yusuke Kikuchi》

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