【インタビュー】人間&ロボットを好演したソ・ガンジュン 、今後は「一人二十役にも挑戦してみたい」

韓国ドラマ「キミはロボット」のDVDリリースを記念して、ソ・ガンジュンにキャラクターの魅力や注目ポイントなど、本作についてたっぷり語ってもらった。

韓流・華流 インタビュー
人間とロボットという垣根を超えて惹かれ合った2人の運命を描く、ファンタジックでコミカル、かつ感動的な胸キュン必至の韓国ドラマ「キミはロボット」。この度、“人間とAIロボット”の2役に挑戦したソ・ガンジュンにキャラクターの魅力や注目ポイントなど、本作についてたっぷり語ってもらった。

5人組の俳優グループ「5urprise」(サプライズ)のメンバーで、「華政<ファジョン>」「恋はチーズ・イン・ザ・トラップ」『ビューティー・インサイド』などジャンルを問わず活躍し、日本でも人気急上昇中のソ・ガンジュン。


そんないま注目の彼が今作で演じているのは、“人間”のナム・シンと“AIロボット”のナム・シンIII。人間のシンは、PKグループのナム会長を祖父に持つ財閥三世で、幼い頃に父を失い、母ローラとも引き離され、祖父の元でワガママに育った愛を知らない性格最悪の財閥御曹司。あるとき、母を探すために向かったチェコで事故に遭い、意識不明になってしまう。

一方、ナム・シンIIIは人工知能分野の世界権威であるローラが、奪われた息子をモデルに作ったロボットで、優れた頭脳とパワー、学習能力、そして思いやりまでを兼ね備えている、人間よりも人間らしい存在。泣いたら抱きしめてくれたり、辛いときには慰めてくれたりと優しさいっぱいだ。

そんな正反対の2人のナム・シンを演じ分けたソ・ガンジュンは、2018KBS演技大賞で優秀賞を受賞している。

――まず、本作への出演を決めた理由、そして2人のナム・シンというキャラクターに感じた魅力を教えて下さい。

韓国ドラマでロボットを扱ったテーマが珍しく、ロボットという無生物を演じることに魅力を感じました。それから、一人二役を演じるのもおもしろそうだったので、オファーを受けました。


人間ナム・シンは、とてもシニカルな性格なんです。心に深い傷を抱えていて、他人に対して心を閉ざしている人物です。愛情を与えてもらえず、自分の居場所を奪われるかもしれない不安によって性格が歪んでしまいます。最後に、ロボットの愛情により改心する姿に胸を打たれました。

AIロボットのナム・シンIIIはとても純粋です。それから、人間に対してはっきりとした主観を持って行動をします。それを見た人間が、本当の人間とは何かについて考えさせられたりします。とても魅力的なキャラクターだと思いました。

――人間とロボットの一人二役ということで、役作りにあたって何か心がけたポイントはありますか?

全く違う二つのキャラクターを演じてほしいという意見をたくさんもらいました。そう見えるように、内面からキャラクターを作っていくことにしたんです。

二つのキャラクターを理解しようと努力しました。理解が難しいところは、監督に質問して説明してもらうようにしました。納得して演じられたと思います。

「キミはロボット」Licensed by KBS Media Ltd.(C)2018 KBS. All rights reserved
――演じたからこそ分かる2人の違い、見分けるポイントは?

ヘアスタイルが違っていて…見た目も少しずつ違うんです。ロボットのナム・シンIIIは純粋さに合ったスタイル、人間のナム・シンはクールで洗練されたスタイルでした。

劇中、ロボットと人間がお互いに成りすますシーンがあるのですが、内面の違いで見分けがつくようにしました。いくらお互いの「ふり」をしても、僕が人間ナム・シンを演じる時は、人間ナム・シンの内面を意識して演じているので、それが感じられると褒めてもらえました。

――それぞれ、ご自身との似ている点はありますか?

ロボットのナム・シンIIIはとても純粋な人物ですが、学んで感じることによって自分の考えがしっかり固まっているんです。思考が独り善がりなわけでなく、自分の主張をしっかり持っている人物なんですよね。そういう点が、僕に似ていると思いました。

人間のナム・シンは、似ているところがあってはいけないんじゃないですか?(笑)


――ロボットと甘く切ない恋をするカン・ソボンを演じたコン・スンヨンとは、2018KBS演技大賞でベストカップル賞を受賞。そんなコン・スンヨンとの共演はいかがでしたか?

「キミはロボット」Licensed by KBS Media Ltd.(C)2018 KBS. All rights reserved
とても一生懸命な役者です。ロボットの気持ちに応えるなんてとても難しいことなのに、真剣に受け止めてくれて感謝しています。そういうところが、僕たちの息がピッタリだった理由だと思います。

――そんなソボンの魅力はどこだと思いますか?

人間的で暖かい面だと思います。足りない部分もあるかもしれないけど、人間ナム・シンの立場から言えば、一番心を許していた人物だったと思います。だから、ソボンに惹かれたんじゃないでしょうか。

ロボットのナム・シンIIIの立場では、真剣に接してくれる気持ちに魅力を感じたんだと思います。ドラマの中で僕に本気で接してくれるのは、ソボンとソボンの家族しかいません。他の人たちは、自分の野望や欲望があって、僕のことを無視する人もいました。でもソボンは、僕をロボットという存在として認めてくれる、唯一の存在だった気がします。

――台本を見て演じるのが楽しみに思った、またはドキドキしたシーンはありましたか?

アクションシーンが多かったんですよ。災難モードが発動して、火災現場で救助したりとか。海外のブロックバスター映画を見て「このシーンはどうやって撮影したんだろう」とわくわくしたことがあったので、今作でアクションシーンが多いと知って「どう撮影して、僕はどう演技したらいいんだろう」と楽しみにしていました。

実際に撮影してみて、セットを爆破させたりCGを使ったりした過程がとても新鮮でしたね。

――居酒屋の前の傘シーン、公園の自転車デートなどなど、ナム・シンIIIとカン・ソボンのドキドキするシーンがたくさん散りばめられている本作。演じながら自身がドキドキしたシーンはありますか?


ソボンが僕にキスをしてくれるシーンです。

もちろん、愛情のこもったキスではなく、確認するために無理やりキスしたんですけど、それがとても新鮮でした。普通は男性キャラクターから先にするのに、女性キャラクターのほうからだったので、ドキドキしました。

――最後には、感動的なシーンが待ち構えている本作。これを演じるにあたって、どのような気持ちで臨んだのですか? また、この後2人はどのように過ごすと思いますか?

デービッド博士が涙を流せる機能を設定したと言えるシーンですが、僕は象徴的なシーンだったと思っています。そのシーンは、人間として演じました。

おとぎ話のように、人間になりたがっているロボットが本当の人間になって、人間対人間としてソボンに再会するシーン。結末は、二人で離れた場所で暮らすんじゃないでしょうか。みんなにはロボットという事実が知れ渡ってしまったし、遠くの島へ行って二人で幸せに暮らすと思います。

いつかはナム・シンIIIがひとり残されるんでしょうね。サッドエンディングかもしれないですけど。それから、ソボンが旅立った後、自分で動作を停止させるんじゃないかな。こんな結末を想像してみました。


――物語を見進めていくと、人間ナム・シンも実はそんなに悪い人間ではない、ということが分かる気がします。そんな人間ナム・シンの魅力についてはどう思われますか?

人間ナム・シンは愛情に飢えた人物です。誰か味方がいたわけでもなく、愛されたこともなく。人間ナム・シンの居場所をナム・シンIIIが奪ったと思っているので、そういったことから性格が歪んでしまったんだと思います。外から見たらシニカルだけど、実はとても心が温かい人物なんですよ。可哀想で、抱きしめてあげたい人物。たくさんの関心と愛情が必要なんです。

――ずばり、本作の見どころは!

この作品は、ロマンス、アクション、スリラー、AI、ヒューマン、ラブコメ、政治など様々なジャンルが入っています。見所もたくさんありますし、AIロボットと、人間ソボンとのラブストーリーも個性的だと思います。楽しんでくださいね。


――今後、挑戦したい役はありますか?

今の年齢に合った役を演じたいです。

年を取ったらできない役ってあると思うんです。今の年齢だからこそ演じられるキャラクター、そういう役を思う存分に演じたいです。20代だから演じられる、20代の役を演じたいですね。青春に関するストーリーや、学園ものとか。制服は着なくても、大学生や、20代が抱える人間関係、人生、青春の痛みとか…そういったジャンルです。


それから、一人二役も難しかったですが、一人二十役にも挑戦してみたいです。『スプリット』という映画があるのですが、俳優だったらチャレンジしてみたいキャラクターだと思います。すごく面白そうだなって。

――日本に来たら必ず食べたくなる日本食はありますか?

ラーメンは必ず食べて帰ります。お気に入りのお店があるんです。行けないときもありますが、ほぼ行っていますね。僕は味噌ラーメンが好きなんです。辛くなくてコッテリした濃いスープが好きです。

――最期に、日本のファンへメッセージをお願いします。

見所がたくさんありますし、ソボンとナム・シンIIIの風変わりなラブストーリーも楽しんでいただけると思いますので、楽しみにしていてくださいね。

肌寒くなってきましたが、お体にお気をつけて、またすぐに皆さんにお会いできるように、これからの作品も応援お願いします。ありがとうございます。


<「キミはロボット」リリース情報>
【レンタル】TSUTAYA先行でDVDレンタル中
【セル】各¥10,800+税
DVD-BOX1 発売中
DVD-BOX2 1月24日(金)発売
DVD-BOX3 2月4日(火)発売
【配信】TSUTAYA TVにて先行配信中

発売元・レンタル販売元:PLAN Kエンタテインメント
セル販売元:ハピネット・メディアマーケティング
Licensed by KBS Media Ltd.(C)2018 KBS. All rights reserved

<ストーリー>
性格最悪な財閥御曹司ナム・シン(ソ・ガンジュン)のSPとして勤務していたカン・ソボン(コン・スンヨン)は、シンの策略にはまり仕事をクビになった挙句、再就職も不可能に。怒りが収まらないソボンは、シンに抗議するために彼が遊びに来ていたパーティーに潜入するが、そこで火災が起きてしまう。絶望を感じた中、ソボンを助けてくれたのはシンだった!? 思いもよらず出会いを果たしたシンとソボン。シンに復讐すべく近づいたソボンに、なぜかシンは優しくて…? 優しいシンは、実はAIロボットのナム・シンIIIだった。このAIロボットには、母親である天才ロボット工学博士オ・ローラ(キム・ソンリョン)による、優しいプログラムが埋め込まれていて…。
《cinemacafe.net》

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